「最初は< 子ども手当て >。生徒代表4人が前に出てきてスピーチしました。この時点で生徒たちが下した判定は全員「廃止」(涙)。理由は、
「生活保護世帯にも普通に暮らしている世帯にも、というのはおかしい」
「保育園などの増設に回して、待機児童をなくすべき」
「そうすれば母親が働けて、税収が上がる」
「ばらまきだ」
「理念はいいが、財源がない」
「生活費の穴埋めにしかならない」
「中身のない制度、だからころころ変わる」
などなど。」 ■まさにこの『蓮舫レポート』を読む限り、よくぞ言ってくれましたと我々有権者が拍手を送りたいくらいの、整然とした中学生の主張である。蓮舫氏はこのことを「手痛くやりこめられた」と表現しているが■実はこの「蓮舫レポート」ここから先が興味深い。(是非みなさんに読んで頂きたい)、ここから蓮舫先生が必死の“説得”を試みるのだが、その結果、廃止が4分の1、存続が4分の3に逆転する■ではどんな“説得”(反論ではないところがミソ)をしたのだろうか。蓮舫氏は最後でこのように述べている。「親は自分たちのために何を犠牲にしたのか、リアルに知ったから意見が変わった子が出てきたんです。」■これには首を傾げざるを得ない。もちろん何時間かの出来事を数十行のレポートにしたのだから、細部まで掴めないのは当然としても、“親はあなたたちを育てるのにいろんなものを犠牲にしているんだから”、という“説得”はどうなんだろう■私は、仮にそのような雰囲気で蓮舫氏が例の調子で威勢よく言ったとしたら、それは“恫喝”に近いことであり、中学生に対して、“親の世話になっておいて、あんたたち何言ってんのよ”という対等の議論の前提を吹っ飛ばして、いるようにしか思えない■少なくとも、子ども手当に関しては、冒頭の中学生の主張に対して一つ一つ“反論”(説得ではなく)するのが正しいやり方だったろうと思う。是非、本人が書かれた蓮舫レポートを読んで見て下さい。あなたはどう感じますか?