2010/12/04

議員定数削減52→50へ

 ■議員定数を1割減らそうという運動はかれこれ12年以上もさかのぼる。(その当時からコツコツと議会で主張し続けた)当時の議員数は55。1割減とはこの55を50にしようという動きであるしかしストレートにはいかなかった。8年前の削減では55を52にすることとなったそこで削減推進派として、さらに52を50にすることは残された課題ということになっていた議員定数に関しては、共産、生活者ネット、社民が反対してきた(共通するのは経済情勢の認識不足?)区民の意見を聞かないで議員数を減らすのはとんでもない、という論法で削減を阻止しまくるのである52から2を削減して議員定数を50にすることは、大方の民意であろうし、むしろもっと減らしてもいいというのが大半である。にも係わらず、そのことについて公聴会を開いて区民の意見を聞かなければ、わからないじゃないか、というのが共産、生活者ネット、社民、そして木下議員、上川議員の主張である公聴会を開かねば民主主義が破壊されるかのような論理を持ち出されては、こちら側も丁寧な対応をせざるを得ない(ここは昨今の世田谷区議会の進歩?他の議会ではわからんちんは無視されるのが大半)それで記事にもあるとおり、会期延長をして夜中から深夜そして早朝まで議論を続け、終了したのは明け方の5時5分お陰で土曜議会の開催という懸案事項も達成してしまったし、役人答弁なしの議員同士のマラソン議会という記録も樹立議会進行は異例づくめで批判点もあるものの、相手の言い分を真摯に受けとめ議員同士が発言することは良いことだと思った。中には1人だけ茶化したり人を罵倒するような不規則発言を繰り返す場面が何度も何度もあったのは議会の汚点であった共産、生活者ネット、社民、そして木下議員、上川議員がいくら理屈を並べ立てても、区民の目は正直で、理論上の正しさは仮に許容できても結局、議員は自分たちに不利なることはやらないと思われるだけである一方、私たちの「みんなの党・世田谷行革110番」ほか自民、公明、民主の超党派は、議員が保身の姿勢をとり続けている限り、この財政難の折、様々なコストカットに手をつけられないし、理解も得られないだろう、というのがほぼ一致した見解であるおおまかにくくれば、“財政オンチの理屈好き派”と“財政重視の経済感覚派”との相克と私は見ているのだが・・・とにもかくにも、12年前からの議員定数1割削減、55→50が達成できたのだから、それなりの感慨を胸に早朝の帰宅となった。帰宅したらポストに朝刊が。約6時間前のことが記事になっていた。
議会進行の詳細はみんなの党の田中優子議員のブログを参照