つくづく思い出すのは、安倍首相の前回(2007年9月)の辞任劇。7月の参院選で大敗し、引責辞任を頑なに拒否し居残ったものの、体調不良のため、本会議での質問を受ける、まさにその直前に辞任という、メチャメチャな「段取りのいい加減さ」に驚かされた。(仮に辞任の理由が他にあったとしても)
今回も、「解釈改憲」という「段取りのいい加減さ」をいかんなく発揮し、安保法制を強行している。
しかし「段取りのいい加減さ」は視点を変えれば「見通しの甘さ」「決断の遅さ」に通じる。結果、「算段がつかなくなった」のが前回の辞任劇である。
「支持率」だけは「解釈」で変えられない。