●世田谷区には「公共交通不便地域」がある。バス停から200m、鉄道駅から500m以上離れている地域を指す。
●区内では約2割(19.7%)の地域が該当する。
●昔は、駅から徒歩10分(800m)などという家が不動産広告で目立っていたが、現在は「駅近」ということで、駅から徒歩5分(400m)くらいということでなければセールスポイントにはならないのかもしれない。
●で、世田谷区でも動きはあって、公共バスが通せないかと研究しているが、問題山積である。
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/007/001/d00156268.html
●世田谷区の交通事情として、バスが通れない道がある。あるいは右折、左折できない交差があったりと、逆に言えば徒歩間住宅とも言える。
●それでも自家用車は通っている。地域によって事情は異なるかもしれないが、それまで徒歩で生活していた住民が高齢化によって、移動しづらくなったという理由だけではないようである。
●自家用車で移動していた住民が高齢化のために(昨今の大きな事故の報道もあり)クルマの利用を控えた結果、自宅が交通不便地域だったと認識する場合が少なくないという。
●1月21日の日経の報道によれば、国交省は過疎地に認めていた事実上の「白タク」を観光客向けにも認める方向だという。「世田谷区が過疎地?」という向きもあるかもしれないが、「タクシー運転手も困る世田谷区」ということも考えれば、業界にも営業妨害にはならないのではと・・・