最悪の国会始まる
■年金・医療・介護・子育てのいわゆる福祉に掛かる国の予算は25兆円。そのうち10兆円が借金(赤字国債)つまり次世代へのツケである■一方で国家公務員の総人件費を2割(1.1兆円)カットをマニフェストで明言したにもかかわらず実際には790億円しかできていない■それで消費税増税だという■国家公務員を説得できないでウヤムヤにして、国民を説得できるだろうか■国会対策でうまく乗り切れば消費税増税への道がひらけるという単純思考である■国家公務員数約94万と1億2千万の国民の比を見ればどんなに大変で困難度が高いかバカでもわかる■菅氏が「霞が関なんて成績が良かっただけで大馬鹿だ」と叫んだのは1年3ヵ月前のことである。それが今では霞が関ベッタリ■丸投げである。小沢一郎氏は政治手法の背景に致命的な問題を抱えていたが“技術力"はあった。菅直人氏は芸も技もなく嫌なことは全部他人任せという、これでは国会進行がうまく行くとは到底思えない■やっていることは滅茶苦茶(筋が全く通らないことだらけ)で、何でもありの絶対王政にちかい迷走ぶりである。当然6月まで続く国会はマスコミが伝える予想をはるかに超える何でもありの破綻的な状況だろう。地方議員は大変である。