●区議会議員全員を「税金で食っとるヤツ」という指摘は、(品があるかどうかは別にして)間違っていません。
●区議の報酬は世田谷区の場合、区役所の係長クラス(といっても40代後半以上)であり、1050万円前後で推移、それに委員会での役職(委員長、副委員長)手当が別途あります。
●5期(20年間)議員を務めれば、どの議員も上記のような積算額になります。
●議員の場合、年功はありませんので、25歳で当選しても70歳で当選しても、役職部分を除けば同額です。
●区議は兼業も認められており、会社員として給料を貰っていても、(あべ力也議員のように長期休暇をとって公務日数42日のうち32日も欠席していても)報酬は払われます。
●私がこのビラに違和感を覚えるのは、「主張は同じ」としても、言ってることとやって来たことが違うからです。
あべ力也議員のビラより
●「税金を使っての海外旅行」批判は、賛成です。しかし、あべ力也議員は過去2回も「海外姉妹都市訪問」に行っているのです。もちろん税金を使って。
●その時の反対者の一人が私でした。
●あべ力也議員が行ったのはドゥブリング(オーストリア)15周年で10日間の海外旅行です。現在よりはるかに豪華だったはずです。
●一方で、行ってみなければ事の是非はわからない、行ったこともないのに反対するなという意見もありました。
●しかしあべ力也議員は2回目も行っているのです。
●2回目もドゥブリング20周年で、これも10日間の「海外旅行」で税金を使っているのです。
●で、いまさら、税金使った海外旅行批判?
あべ力也議員のビラより
●また役職手当についても、あべ力也議員は決算委員会の副委員長、都市整備委員長、公共交通機関対策委員会副委員長を務め、合計で232万円貰っていたのです。
●選挙前に自分だけ「身ぎれい」にして、議会改革を訴えても、それこそ、議会では誰も相手にされませんし、逆に改革の障害となってしまうのです。(選挙前パフォーマンスだと言われて)
●批判したことが全部ブーメランとして、あべ力也議員のところに戻ってくるからです。
●正しいことであっても、議員としての「おこない」が問われて、前に進まない、ことがあります、これは他の社会や組織でも同じことです。
●せっかく「良いこと」を言っているのに、進まないのはなぜ?といったことが政治不信の根っこにあるとすれば、それは、その議員が選挙前に言っていることと、やってたことが違うからです。(かつての兵庫県の号泣議員のように)
●もちろん、私自身批判される事が無いとは、言いません。正当な批判はもちろん受けます。しかし、このあべ力也議員の「自分だけ正義だ!」という主張は、「但し書き」が必要です。
●こんな時期に他議員のビラに反応するのも、どうかと思いましたが、(区議としての本分である区政批判は山ほどしていますが)、行革議員は細かい事にうるさいもので、このビラの内容に黙っていられません。それこそ、黙っていれば、あべ力也議員から黙認したと言われかねないので、記して置く次第です。
●反論あったら(あるはずないけど)SNSなどに「おおばがディスっている」なんて意味の有料広告出すより、メールお待ちしてまーす。有料広告なんて無駄使いですよ!