■被害予想というのも“難物”である。4月2日のNHKニュースで江戸川区の想定では江戸川と荒川が決壊したら最大400万人が避難する必要性がある、と■江戸川区は約7割が海抜ゼロメートルということだから、東京のちょうど西側、多摩川に接する世田谷区とはだいぶ状況が異なる■被害予想は前提をどこに置くかで迷走しかねない。さらに災害は忘れた頃に、という無責任さを伴うから優先順位もままならない。何よりも莫大な予算がいる■それにしても思ったのは、水害と電源のことである。世田谷区でも景観の関係で電線の地中化が一部で進められているが、水害には大丈夫なのだろうか。さらに電源施設が地下にある建物は最悪電気がストップする。水没しないから安全ということではないらしい■とりあえず世田谷区の小中学校の耐震化工事は先月で完了した。