2016/05/30

世田谷区は規制緩和進めていますよ区長!


5月26日の福祉保健委員会で、家庭的保育事業を規制緩和する報告があった。

要は、小規模保育事業所A型で、朝夕の児童が少数となる時間帯における保育士配置について、現行では、保育士2人がつくことになっている。(0歳児と1歳児の二人の場合、)

これを7月下旬から保育士1人と、保育士でない者1人(区長が保育士と同等の知識と経験を有すると認める者)の組み合わせを認める、というもの。

簡単に言えば、保育士2人の配置を保育士1人と保育士資格のない者の2人でもよいとするもの。

世田谷区の実情からすれば、規制緩和は致し方ないことだと思う。しかし、規制緩和と監視強化はペアになっていなければ保育の質は低下する危険性にさらされる。

トップが規制緩和などしませんよ!みたいな言説をあちこちで振りまき、その実、規制緩和をしている(今回の規制緩和は区長決済事項)のだからタチが悪い。

委員会質疑で確認したところ、案の定、監視強化策は考えられていなかった。規制緩和には監視強化をというのは当たり前だろう。