世田谷区は、5年間で約3分の1の人口が入れ替わる都市である。これは今年6月に発表された平成22年の国勢調査からわかるリアルな数字である。
さらに5年前の人口と較べて約3万人増加していることから、この5年間で約27万人が世田谷区に越してきて、約24万人が区外へ転出していったとも推測できる。(ただし正確には死亡者すなわち天国へ転出された方々もあるので、誤差はある。)
5年間で最も入れ替わりが少なかったのは江東区の23.9%、それでも約4分の1が入れ替わった。逆に最も多かったのは港区の53.2%、5年で半分以上の人口が入れ替わっている。
だいたい30%台が一番多いようである。このことは調べてみてわかった意外な事実であった。実際、世田谷区ほど人口の移動が多い区はないと考えていたが、東京23区の中ではむしろそれほど移動の比率は高くない。へーという感じである。