都議会のセクハラやじに関する“決着”はまたもや、無かったことにして今後は気をつけようという方向に。こういう“決着法”が日本に溢れている。
原発事故も未だに原因と責任の所在が不明のまま、まるで無かったかのように再稼働に政府は動いている。
もっと言えば、敗戦を終戦と言い換え、戦争の総括さえしていない。その戦争においても次々に戦況が悪くなっているにもかかわらず、それを無かったことにして精神論で戦争を継続した・・・。
解釈改憲も同様。そもそも解釈など無かったことにしようとしている。こんなことをしていれば、何の教訓も汲み取ることもできない国民や国家になってしまう。同じ失敗を繰り返すだけである。
このどうしようもない習性は、おそらく狭い土地に縛られて主として農耕を生業として生きてきた、かつての日本の“知恵”だったのかもしれない。全員で一斉に田植えをし、全員で稲刈りをする生活上の価値観は「みんな一緒」や「和」が絶対だったのだろう。「対立」をもたらすものは排除しなければ農耕という共同作業は成り立たなかったのだろう。さらにそこから「対立の芽」は摘み取る、無かったことにする、忘れる、という解決法が編み出されていった・・・。典型的な「ムラ社会の論理」である。
都議会で合理的に検証してみよう、という発想は今の時代、生まれないのだろうか。
もっとも、ヤジを受けた都議の立ち位置も不明である。断固戦うのではなかったのだろうか?この人もまた、知名度を上げた「過去の自分」は無かったことにしてくれと切望しているとのこと(週刊誌報道)。案外、自民党の発想と似ているのかもしれない。
2014/06/27
2014/06/21
全世界に伝わる東京の“セクハラヤジ集団”
都議会の自民党は、セクハラヤジ議員をいつまで、かくまっているのだろうか。世界中で呆れられているゾ。
議会中継では発言者の声をマイクは拾うが、ヤジは入りにくい。それでもあれだけ拾えたのだから、議場内ではハッキリ聞こえたはずである。
自民党の石破幹事長も21日のテレビ番組で「速やかに『私です』と言っておわびをすることが必要だ」と述べている。当たり前だ。(ジョージ•ワシントンの桜の木の逸話を知らないのだろうか?)今後、出てくるにしても、うやむやにしようとしていたことは明らかだ。
今回の件は自民党というカルチャーの中に、今なお女性への蔑視があることを伺わせた。だから都議会自民党は何も動かなかった。女性への蔑視は生命の尊さを軽んじることにつながる。それはまさに解釈改憲で無理矢理、集団的自衛権を成就させ、戦闘行為に国民を近づけることにつながっていく。
女性に対する蔑視と生命を軽んじる“まなざし”こそが安倍政権の本質ではなかろうか。もちろんそれを隠すために女性政策をふんだんに盛ってはいるのだろうけど。
もはや都議会自民党「再発防止」程度でお茶を濁すことはできないだろう。
2014/05/17
もう世田谷区民は「品川ナンバー」の車は買えない
まあ、やっちゃってくれました保坂区長!ながらく世田谷区民に親しまれてきた「品川ナンバー」にとどめを刺し、これから車を買う場合、全部「世田谷ナンバー」になります。(11月17日から)すでに購入済の「品川ナンバー」車はその“寿命”が尽きるまで「品川ナンバー」のままでいられますが、11月17日以降の買い替えは強制的に「世田谷ナンバー」。「品川ナンバー」にするには引っ越すしか手はありません。
「品川ナンバー」にちょっとした愛着を感じる世田谷区民さえも無視し、ご当地ナンバーで知名度を上げようなどと計画する保坂区長。世田谷ってそんなに知名度ないんすか?
世の中、物騒な事件が多発している。車は移動の道具であるとともに、多くの情報を満載している。そこに今後は「世田谷区民です」という印をつけて走るとなると、区民も十分警戒しないといけないかも知れない。何もしなければ世田谷区民も品川ナンバーでいられたのに、本当に余計なことをしてくれた保坂区長である。
2014/05/15
日本の教育は世界のトップなんですけど・・・
オランダ帰りの保坂区長は、公費で取材旅行を行い、その成果を朝日新聞デジタルのコラムに5月13日より保坂展人オランダ報告と題して発表している。こちら→太陽のまちから
まあ、なんとツラの皮が厚いのかと、ため息も出ないほど嘆かわしい事態である。しかも内容も大きな事実誤認からスタートしているのだから、報告の価値は一銭もないに等しい。
まず、太陽のまちからのコラム。表題の「世界一幸福な国の教育」からして、オランダの教育を視察する意義があるように思わる書きぶりだ。
さらに、本文ではこう書いている。「5月上旬、私は、『子どもの幸福度世界一』(2007年、2013年/ユニセフ調査)とされるオランダの教育事情を視察してきました。」
報告の導入部にこう書いてあると、いかにもオランダの教育は世界一で、日本も見習うべきことがあるのかもと、思わせる。
まあ、なんとツラの皮が厚いのかと、ため息も出ないほど嘆かわしい事態である。しかも内容も大きな事実誤認からスタートしているのだから、報告の価値は一銭もないに等しい。
まず、太陽のまちからのコラム。表題の「世界一幸福な国の教育」からして、オランダの教育を視察する意義があるように思わる書きぶりだ。
さらに、本文ではこう書いている。「5月上旬、私は、『子どもの幸福度世界一』(2007年、2013年/ユニセフ調査)とされるオランダの教育事情を視察してきました。」
報告の導入部にこう書いてあると、いかにもオランダの教育は世界一で、日本も見習うべきことがあるのかもと、思わせる。
では、保坂区長が云う『子どもの幸福度世界一』(ユニセフ調査)とされるオランダの教育事情・・・のユニセフの調査って何なのだろうか。
実はこのユニセフの調査(2013年)は漠然とした子どもの幸福度を比較しているのではない。「物質の豊かさ」「健康と安全」「教育」「日常生活上のリスク」「住居と環境」という5つの分野から具体的な項目にしぼり比較している。
例えば「教育」の分野では「就学前教育就学率」「高等教育就学率」「ニート率」「PISAテストの平均点」の4つの項目の比較検討を行っている。
その結果、何と日本は「教育」と「日常生活のリスク」の分野ではトップ、世界一なのである。
上記はユニセフが発表した日本語訳の「先進国における子どもの幸福度」に掲載されている順位表である。拡大クリックしていただければわかるが、日本は総合順位では6位であり、確かに1位はオランダである。
しかし「教育」と「日常生活上のリスク」では日本はトップであり、一方「物質的豊かさ」では21位、「健康と安全」は16位、「住居と環境」は10位となって、総合順位では足を引っ張っている、というのが実情である。
となると保坂区長の「子どもの幸福度世界一」のオランダの「教育事情」を視察するというのは、つながらない。オランダが日本より優れているのは「物質的豊かさ」「健康と安全」「住居と環境」の3分野であり、視察するとすれば、そちらでなければ意味がつながらないだろう。
2013年のユニセフの報告では、日本の教育は先進国の中で1位トップである。もちろんそれだけで教育の質がどうのこうのと断じられるはずもない。それはひとつの見方であり、単に傾向を示すに過ぎない。別段、オランダの教育に学ぶ点がないなどとは思わない。
しかし、ユニセフの調査を「動機」としてオランダに関心を持つなら、子どもの置かれている「物質的豊かさ」「健康と安全」および「住居と環境」について視察するべきではなかったのか、というのが素朴な疑問である。
最初に「オランダの教育」ありきの視察だったのだろう。
実は保坂氏個人のブログにコラムを連載するだけではなく、私的シンポジウムにもオランダ公費旅行の成果がつぎ込まれているから、公私混同は決定的である。
「オランダと日本の公教育を考える 良い教育とは何か」というシンポジウムを5月17日に行われる。主催はNPO法人EFC。保坂区長が帰国したのが5月9日である。あまりにも出来過ぎではなかろうか。要は、保坂区長がオランダに行かなければ、このシンポジウムは“迫力”に欠けただろう。見てきたことで“当事者”という立場や“専門家”を装えるからである。そして関わっているのは「保坂のぶと事務所」という点に注目。さすがに教育長は「こぴっと」関係していない。
2014/05/13
やはり公私混同
5月9日午前8時半、区長一行は成田空港に到着(総務課長が回答)。6日間で685万円を費やしたオランダ旅行が終了した。
と、同時に今回の旅行の“主目的”について保坂氏のツイッターであっけない形で“白状”されちゃている。
保坂展人氏は朝日新聞デジタルに「太陽のまちから」という連載コラムを書いている。帰国後、一番にオランダ旅行の成果をそのコラムで紹介すると言う。
これはどういうことだろうか。連載コラムは私的なものであり、執筆料があれば当然個人的な収入となる。将来は一冊の本として販売されるのだろう。
要するにコラムニスト保坂展人氏が区長という立場を利用し、公金を使ってコラム執筆の取材旅行をしてきた、という解釈にならないだろうか?コラムは保坂氏個人をアピールする手段である。そこで、ああだこうだと教育論を展開しても行政とは別物である。
もちろん保坂氏とすれば、「太陽のまちから」というコラムは誰でもが無料で見られる公開性の高い一般的なブログであり、単に朝日新聞デジタルという場所を借りているに過ぎないという主張もあるだろう。そこに自分が見聞してきたことを真っ先に公表して何が悪いという考えもあるかも知れない。が、そこに保坂氏流の小手先のテクニックが隠されていることに案外気づかない区民も多い。保坂氏は自分の行政能力の狭量さを個人的な発言で補い、実際以上に大きく見せる手法を多用している。ある程度、行政(権限)に通じている区民なら稚拙な手法だと見破れるが、区長の方ばかり見ている区民にとってはなかなか見分けがつかない。保坂氏の発言が区長としての発言なのか、コラムニストとしての発言なのか“微妙な配合”が為されているからである。
区長は地方自治法上、執行機関と呼ばれる。そして区長の独裁暴走を防ぐために他の執行機関として、教育委員会、選挙管理委員会、農業委員会、監査委員が設けられている。それぞれの執行機関は世田谷区の条例、予算その他の区議会の議決に基づく事務及び法令、規則その他の規程に基づく世田谷区の事務を、自らの判断と責任において誠実に管理し及び執行する義務を負う。(地方自治法138条の2を世田谷区に読み替え)まさに区長、教育委員会、選挙管理委員会、農業委員会、監査委員が、自らの判断と責任において誠実に管理し及び執行する義務を負うのが「お仕事」なのである。こんなことは地方公務員試験のイロハ。それを教育長が誘導して公費で区長とコラボでオランダ旅行というのは「自らの判断と責任において」とはほど遠いのではなかろうか。もっとも区長ではなくコラムニストを連れて行ったというのであれば、この件に関してはつじつまが合いそうだが・・・。
しかし4月28日の記者会見で保坂区長は区長としてオランダを訪問する“心意気”を次のように述べている「区としては、区立学校の教育環境整備に責任を持っている。様々な教育環境の向上に向けて努力をしていかなければならない。教育関係の予算も最終的には判断、策定をし、決定する責務を私が負っている。したがって、教育に関わること、とりわけ海外での事例についてしっかり勉強することは、教育委員会、あるいは現場の責任ある教員にとって必要だが、同時に私にとっても有用なことである。私個人にとってというよりは、区がこれから教育環境を整備していくうえで有用だと思う。たとえば、先ほど例に挙げたが、障害のある子に対する支援のあり方ということも課題を抱えているし、様々な学習方法、IT機器の活用等々、教育現場も変わっていかなければいけない。それについて、環境整備をしていく責任があるので、しっかり仕事をしてこようと思っている。」やはり区長として訪問したのである。それにしても区長としての上記のような認識には驚く。「教育に関わること、とりわけ海外での事例についてしっかりと勉強することは、教育委員会、あるいは現場の責任ある教員にとって必要だが」の下り。オランダに行くことを正当化したかったのだろうが、今の世田谷区の教育の現状として「とりわけ海外での事例についてしっかり勉強すること」が必要とは思えない。明らかにこの認識はコラムニストの保坂氏のものだろう。
「しっかり仕事をしてこようと思っている」と云う仕事が、コラムに執筆することだったのであるから。
2014/05/04
世田谷区教育委員会オランダ教育視察 区長同行 日程(5月4日〜9日)
5月4日 日本時間 オランダ時間(時差8時間遅れ)
10時30分 成田発
23時 15時 アムステルダム着 専用車でハーグへ
ハーグ泊
5月5日
19時 11時 ハーグ市内視察
20時 12時 ホテル近く昼食
国会議事堂周辺散策
教育博物館視察
23時 15時 事前現地勉強会
訪問先・教育問題を含めた
オランダの概略等の事前レク
5月6日 01時 17時 現地在留邦人との意見交換
02時 18時 専用車移動 夕食
05時 21時 ホテル着 ハーグ泊
17時 9時 ハーグ発
イエナプラン小学校訪問
21時 13時 昼食
22時 14時 関連施設所長等会談
全国生徒組織プレゼン
5月7日
01時 17時 現地コーディネーターと意見交換
02時 18時 専用車で移動
05時 21時 ハーグ着 夕食 ハーグ泊
16時15分 8時15分 移動
16時45分 8時45分 中等学校訪問
19時30分 11時30分 保育・学童保育施設訪問
保育園訪問
20時 12時 昼食
22時30分 14時30分 ハーグ市立図書館見学
5月8日 0時 16時 教育サポート機関訪問
5時 21時 夕食後 専用車ホテル着
ハーグ泊
ホテル朝食後ハーグ発
アムステルダム空港着
22時40分 14時40分 空港発
5月9日 08時30分 成田着 解散
10時30分 成田発
23時 15時 アムステルダム着 専用車でハーグへ
ハーグ泊
5月5日
19時 11時 ハーグ市内視察
20時 12時 ホテル近く昼食
国会議事堂周辺散策
教育博物館視察
23時 15時 事前現地勉強会
訪問先・教育問題を含めた
オランダの概略等の事前レク
5月6日 01時 17時 現地在留邦人との意見交換
02時 18時 専用車移動 夕食
05時 21時 ホテル着 ハーグ泊
17時 9時 ハーグ発
イエナプラン小学校訪問
21時 13時 昼食
22時 14時 関連施設所長等会談
全国生徒組織プレゼン
5月7日
01時 17時 現地コーディネーターと意見交換
02時 18時 専用車で移動
05時 21時 ハーグ着 夕食 ハーグ泊
16時15分 8時15分 移動
16時45分 8時45分 中等学校訪問
19時30分 11時30分 保育・学童保育施設訪問
保育園訪問
20時 12時 昼食
22時30分 14時30分 ハーグ市立図書館見学
5月8日 0時 16時 教育サポート機関訪問
5時 21時 夕食後 専用車ホテル着
ハーグ泊
ホテル朝食後ハーグ発
アムステルダム空港着
22時40分 14時40分 空港発
5月9日 08時30分 成田着 解散
2014/05/01
「情報公開と区民参加」が聞いて呆れる「情報隠蔽と自分参加」
勘違い区長のワガママが、また明らかになった。突然、ゴールデンウィークの真っ最中に、教育委員会のオランダ視察に同行すると言い出したのである。しかもその教育委員会のオランダ視察そのものが本当に必要なのか“怪しい旅”なのである。さらにこの区長を含む視察費は計7人で685万円の予算が議会に内緒でこっそり教職員研修費の中にしのばせてあったという“事件”。
上記は世田谷区の今年度予算に355ページ。教育指導関係運営費の中の教職員研修(教育委員会事務局)2742万4千円の中にオランダ視察の費用685万円が入っていたと区側は説明。通常この教職員研修は区立小中学校の教員の様々な国内研修に使われる。たった7人で教員研修費の4分の1を占めているとは“異常”。
区の説明では、教育長が区長に“お声掛け”したところ区長も同行することになったということである。しかしその説明はヘンである。
まず第一に税金を使って行われる視察というものが教育長が区長に声をかけて「ハイ行きます」と簡単に決まるようなものではない。区長の今回の費用は約100万円であり、税金で行く以上、目的や成果等が明らかでなければ使えないハズ。もし区の説明が事実なら、少なくとも教育長は自分のカネで行くような錯覚をしていたと言わざるを得ない。公務員として失格であろう。
さらにヘンなのは、教育長が誘って区長が行くことになったというのは不自然ではないだろうか。区長が行くとなれば日程は区長優先となるから、この視察は最初から区長の日程にあわせて作られたものであり、予算の編成過程を考えれば昨年12月の段階でゴールデンウィークに行くことは決まっていたということになる。
区の説明は違うのではないか。やはり区長が強烈にオランダに税金で行きたい、という強い動機が最初にあり、それに教育長が協力したか、協力させられたか、というのが真実だろう。
教育長は本来なら前職である会計管理者というポストで定年を迎えるところを保坂区長が教育長に引っ張ってくれた恩義がある。故にもし区長から要請があれば断れなかったのかも知れない。会計管理者というのは世田谷区の使った税金の領収書をチェックする責任者である。しかしそのような立場だった人間が「お声掛け」するだろうか?
保坂区長は今回の視察に参加する理由として「区立学校の環境整備は区長の仕事」と述べている。それは予算を最終的に作り上げる責任者とすれば、そうかもしれない。しかし実際には区立学校の環境整備は教育長が行っている。もし区長が教育長の仕事をするとなれば“二重行政”となる。区長のこの発言を認めれば教育長などいらなくなる。
今回の視察も教育長じゃ力不足だから区長が同行するように見える。そんなことをプライドが高い教育長がするだろうか。これでは中国攻めのトップの藤吉郎が信長様のご出馬を仰ぐようなものだが・・・。
世田谷区には「世田谷区職員海外派遣研修実施要綱」というものがある。無秩序に“情実で”簡単に海外視察に行けるようにはなっていない。公費を使って研修に派遣する以上、研修の成果が区に還元できるように、派遣する人員はおおむね45歳前後のいわゆるこれからベテランの域に達する世代ということになっている。定年前の人間に研修しても時間的に区に成果を還元できないからである。当たり前のことである。そのことからすれば、そもそも教育長や区長が行くこと自体が要綱の主旨に背いていると言える。ただし要綱にはちゃっかり、区長の特命を受けた者、とあるからどうにでもなると言えば言えるのだが。しかし今回のようなことを想定して入れた文言ではないだろう。区長が区長に特命するのか??
そもそも今回の視察はどうして「発生」したのだろうか。
経緯は伝えられている範囲では、昨年、10月14日世田谷区立二子玉川小学校で行われた家庭教育学級というPTA主催の講演会が発端だという。「世界で一番子供が幸せな国オランダの小学校に学ぼう」というリヒテルズ直子氏講演に教育長が感動し、親交が始まったという。リヒテルズ直子氏はオランダ人と結婚しオランダ在住で、年に何回か日本で「イエナプラン教育」の講演をする等、また「日本イエナプラン教育協会」の代表を務めている活動家である。「日本イエナプラン教育協会」のホームページはこちら。
ホームページには「ドイツで始まりオランダで広がった学校教育を、一緒に日本で広めてみませんか?」とあり、この協会ではオランダでの研修視察事業を請負っている。ちなみにこの協会は世田谷区代田6−3−22にあり2010年10月11日に設立されている。一体、イエナプランとか「日本イエナプラン教育協会」或いはリヒテルス直子氏とはどういう人物なのか。少なくとも今回の件が明るみに出るまで、文教委員会やその他本会議、予算・決算委員会を通じて、イエナプランも、またオランダの教育について話題にすら上ったことはない。というか教育委員会の中でもまともに取り上げられた形跡はない。実は・・・
1月24日に滋賀県大津市で行われた第63次教育研究全国集会で、子供の権利について講演をしている。もちろんリヒテルズ直子氏が日教組だと言っているのではなく、どちらかと言えば日教組に担がれているというのが実態だろう。
しかし当人に政治的カラーという意識がなかろうと、日教組御用達の人物となると世田谷区の教育長が安易に近づいて良いのだろうか。
リヒテルズ直子氏の著作は幾つかあるが現状ではなかなか入手不可となっている。唯一手に入るのはキンドル版の「オランダの個別教育はなぜ成功したのか」(2006年版)で読んでみた。
確かに素晴らしいように見える。しかし、日本の教育事情をステレオタイプに見ている点、また日本の教育における塾の役割の無視、そして何よりも教師のレベルの高さと保護者の献身が前提となっているのがイエナプランの本質であることがわかる。つまり仮に日本でイエナプランを具体化するにしても教員養成過程から根本的に見直さなければ、話にならない。しかもそこで求められるのは何でもできる、教師がわからないことも含めて正直に生徒と対等に向き合う能力というからハイレベルである。
そんな教師がいれば別にイエナプランでなくとも日本の教育は進んでいるはずである。例えばオランダでは小学校でも留年がある。このこと一つをとっても日本の教育制度とずいぶんと違うことがわかる。この留年ということと日本の引きこもりを同様に見ていいのか、さらにオランダはかつての植民地からの移民を受け入れて日本とはあまりにも異なる国情である。そもそも教育に関する憲法の位置づけが違いすぎ。確かに「管理教育から自由化へ」ではなく「画一から個別へ」という部分は共鳴する部分もあるが、日本人は画一が好きな人もあまたいる人種でもある。
そもそも「世界で一番子供が幸せな国」というセールストークに何の疑いもなく飛びつくこと自体が画一的な証拠ではないだろうか。幸せの定義などどこにもあるはずがない。少なくともこの言葉自体に他国との比較によって成立していることで矛盾ではないだろうか。
著作を読んでいて、ひとつ気づいたことがあった。それは保坂区長の日頃の言動とリヒテルズ直子氏の主張がまるで勉強会をしたかのようにピタッと一致する点である。
上述したように、区の説明では、リヒテルズ直子氏との接点は教育長というように語られているが、事実は異なる。
2012年10月14日に中央大学駿河台記念会館で保坂区長とリヒテルズ直子氏はパネルデイスカッションを行っている。
さらに2013年4月20日に成城ホールでリヒテルズ直子氏とともに保坂区長はシンポジウムを開催している。
これらの事実からすれば、教育長が接点をもったのは2013年10月16日の二子玉川小の家庭教育学級だから、その1年も前から少なくとも保坂区長とリヒテルズ直子氏は知り合いだったということになる。(実はリヒテルズ直子氏を支える出版社から保坂区長が自伝を今春出すということになって編集者の言動からすれば二人は旧知の仲であったことがうかがわれる。保坂区長は記者会見でも今回の視察が旧知の仲であるリヒテルズ直子氏のコーディネイト(業務委託)であることは隠している。
上述したように「日本イエナプラン教育協会」はオランダにおけるイエナプラン教育の現地視察の委託業務を請け負っている。今回の視察もその一環である。保坂区長とすれば理論的ネタ元ともいえる「日本イエナプラン教育協会」の世田谷区の教育への繋ぎは重要なミッションなのかも知れない。(そのために教育者でもあった前教育長をクビにし、教育界に素人の現教育長を据えたのかもしれない。前教育長なら政治色のある保坂グループの人物に視察など絶対に依頼しなかったろう。)
しかし日教組も担ぎ上げるイエナプランを果たして世田谷の公教育に繋げることに問題はないのだろうか、検証は必要である。しかも今回の委託により「日本イエナプラン教育協会」はそれなりの利益を受ける。公金による利益のほか世田谷区の教育長と区長が公式に(公金を使う以上公的視察となる)日教組も絶賛するオランダ教育を認めたという“評判”はおカネに代えがたい価値を発生させる。
日教組はおそらく“公教育の分断”ということでイエナプランを持ち上げているのだろう。
簡単に言えば、区長の知り合いへの便宜供与を世田谷区としてはかなり無理な形で行ったように見えるのである。
2014/04/28
2014/04/13
6月解散総選挙はあるか?
通常なら再来年の衆参同日選挙ということだろうが、昨今の選挙事情を考えるとそうでもない。例えば一昨年の民主政権の解散時期を考えると、維新の会が国政政党になる前に解散を打った方が、民主の打撃は少なかったはず。これを教訓とすれば、一強多弱のうちに解散総選挙を行う方が、じっくり構えて野党の再編を待つより、断然有利。しかも責任野党が情けない状況では、自前で議席を増やす方が早いと考えるのも道理。ひょっとすれば自民だけで3分の2以上を占めるかもしれない。もちろん争点は「集団的自衛権」。国民の信を問う、なんて言い出しそう。果たしてこの議論の決着は・・・上は4月12日放送のNHKスペシャル「いま集団的自衛権を考える」より。
2014/04/11
刺激惹起性待機児解消発信
世田谷区の予算には保坂区政になってから名称がついている。平成26年度予算は「子ども・子育て応援都市せたがや」。特段、平成26年度予算が変わった訳ではない。保坂区長お得意の印象操作の一環である。
ちなみに昨年度の名称は「災害に強い福祉文化都市せたがや」である。たった一年で「災害に強い福祉文化都市」から「子ども・子育て応援都市」に変わってしまう“軽さ”が保坂区長の限界を示している。だいたい「災害に強い福祉文化都市」だけで、永遠の政治テーマであろう。それが一年でポイとは、いかに予算編成を軽く、選挙向けのアクセサリー程度にしか考えていない証拠。
そもそも今年、保育園待機児童数ワーストと言われる世田谷で、どれほどの「子ども・子育て応援都市せたがや」になれるのであろうか。
出来もしないことを軽々に発信すべきではない。特に待機児童をめぐる保育の問題は、非情にデリケートな問題である。期待する親にとって行政の語りかける言葉が、見込み違いではすまされない。
横浜市は昨年5月に待機児童ゼロ宣言を行ったが、その結果、保育を求める子育て世代が殺到、また子どもを預けて働こうとする人も増加。現在では世田谷区同様である。千葉市も同じコースを歩むだろう。
区内在住の子育て世代は異口同音に、区長のパフォーマンスで流入を加速するような発信はやめてくれと思っている。
2014/04/01
糖質制限食の安全性を確認
近ごろ話題の書「炭水化物が人類を滅ぼす」(夏目睦・著・光文社新書)は、「現在の栄養学(食の科学)が、じつは科学から程遠いところで成立しているから」結果として人類は滅びるという話である。
著者の言いたいのは「間違った栄養学が人類を滅ぼす」ということであろう。そしてその“立証過程”が実に面白い。次の一文などハッとしてしまう。
「体温は最高でもせいぜい40度Cであり、この温度では、脂肪も炭水化物も「燃焼」しない。つまり、人体内部で食物が「燃えて」いるわけがない。そもそも、細胞内の代謝と大気中の燃焼はまったく別の現象である。」(P167)確かに言われてみればそうである。ここから栄養学が、物理学的燃焼を栄養学的カロリーに置き換えている問題をさまざま論証している。
そういえば、日経新聞に糖質制限食はいろいろ問題視する向きもあるが、調査したところ逆に糖質制限をした方が、心血管疾患で死亡する危険性が低く、特に女性において顕著だったという記事があった。これなども著者の主張を裏付けるものだろう。
生活習慣病が現在の医療費増大の根源にあるとすれば、食生活の改善とか適度な運動以前に、ひょっとして“食生活の常識”から問いなおして行く必要があるのではなかろうか。
2014/03/29
2014/03/14
GPS地震予知 当たる?
3月9日にフジテレビ(Mr.サンデー)で放送された東京大学名誉教授村井俊治氏の「3月ぐらいまで」に南海地震が起こるという予測が当たった。(のではないだろうか。)
2014/03/04
2014/02/23
首都直下地震が起きたら
世田谷区で首都直下地震が起きた場合の被害想定では、死者の7割が火災によるものとなっている。
そこでどこで火災が起きやすいか、つまり消火困難地域の図がオレンジ色の地域。
小田急線の下に示した黒い線は世田谷通り。縦の青の線は環八。火災の可能性は、世田谷通りより北側に集中しているのが特徴。
なお☆印は5つの総合支所の位置。区役所と北沢総合支所は最も危険な地域に立地している。なおこの資料の出典は昨年、世田谷区が作成した「せたがや道づくりプラン素案」からの引用である。
2014/02/17
最大公約コケた都知事
保育待機児8千人を4年間でゼロ、というのは舛添候補の最大の選挙公約だったはず。その目玉が都有地の開放。それがいとも簡単に就任2日目のどさくさで撤回とは。
これでは“選挙サギ”も同然だろう。しかも公約を国有地に丸投げということだから、巧妙なすり替えに驚いてしまう。
これでは“選挙サギ”も同然だろう。しかも公約を国有地に丸投げということだから、巧妙なすり替えに驚いてしまう。
2014/02/14
本当は薄っぺらな政権?
13日の毎日新聞の大型コラム「御厨貴の政界人物評論」には驚かされた。官房長官の菅義偉氏のことを取り上げているのだが、言葉を慎重に選びながらも安倍政権への酷評としか言いようのない筆致である。
まず菅官房長官が官僚を束ねているのは“反専門性”だと云う。「・・・縦割りに縮こまる官僚の姿に・・・官僚の習性を読み取った菅は情報の『錯綜』という情報を効果的に用い、専門性をもって政治家に対峙する官僚組織を反専門性で『グリップ』していく体制を確立する」
“反専門性”なる言葉が異彩を放つが簡単に言えば後段で示される“選挙感覚”とでも云うのだろうか。「多くの課題は専門性に依拠する縦割り官僚制では解決できないから」ということらしいが、だからといって日本国の舵取りが“選挙感覚”で解決できるとは思えない。
そんなことだから、とんでも無いことが起こる。以下は時事通信の電子版のニュース。
安倍首相に批判相次ぐ=解釈改憲めぐる答弁―自民総務会
2014年2月13日(木)12:57
13日の自民党総務会で、集団的自衛権行使を可能にする憲法解釈変更をめぐる安倍晋三首相の国会答弁に批判が相次いだ。
問題視されたのは12日の衆院予算委員会での発言で、首相は解釈変更について「政府の最高責任者は私だ。政府の答弁について私が責任を持って、その上で選挙で審判を受ける」と強調した。
総務会で村上誠一郎元行革担当相は「首相の発言は選挙で勝てば憲法を拡大解釈できると理解できる。その時々の政権が解釈を変更できることになる」と非難。村上氏の主張を、野田毅党税調会長が「正面から受け止めるべきだ」と支持し、船田元・憲法改正推進本部長も「拡大解釈を自由にやるなら憲法改正は必要ないと言われてしまう」と指摘した。
野田聖子総務会長はこの後の記者会見で「誤解を招くことがないよう(首相に)提案したい」と述べ、総務会の意見を首相に伝える考えを示した。
首相の発言はコンビである官房長官との共同制作である。
“選挙感覚”第一主義のコンビであるから憲法すら恐るるに足らずという不見識な馬脚を晒してしまったのである。このあたりは仲の良い大阪市の橋下市長の影響を受けているのかも知れない。「菅は、舛添要一や橋下徹という異質の政治家との交流から、早くに政治家の古いしきたりにも見切りをつけていた。」と筆は進む。古いしきたりとは保守政治の源泉ではないのか?
「国民にとって大事なのは目先のことであるとすれば、まずは経済、それも景気回復ではないのか。この基本に立ち返ったことが、安倍ー菅のこの一年の選挙における勝利をもたらした。」
もっともらしいが、日本国の舵取りが国家百年の大計どころか、目先の選挙だけで政権運営をしている危うさを指摘している。
さらに「菅は『政局通』でも『政策通』でもない。政治に過剰な思い入れをしない。」と断じている。これは政治家にとって誠実な評価だろうか。簡単に云えば、選挙テクニックだけで中身のない政権運営をしている、そんな思いを筆者は感じているとしか思えない。
それは官房長官というナンバー2だからこそであり、中身はナンバー1である首相が考えるものという立場をわきまえているからとも評している。「実力長官は、次なる首相へのささやきに身を任せた時、破綻を招いた。当然菅はそれを自戒する。」
このコラムから見えてくる安倍政権とは、「菅がつき、菅がこねし天下餅、すわりしままに食うは安倍」という構図である。しかしながら、せっかく菅官房長官が官僚の専門性を超える“反専門性”という“選挙感覚”で作り上げた天下餅を、安部首相は古い日本への回帰という別の角度から食べ始めている。“右より感覚”とでも云うのだろうか。
菅官房長官の“選挙感覚”で稼いだ政権力を、安部首相が“右より感覚”で消費している感じとでもいうのだろうか。そして菅官房長官の“選挙感覚”は目先の経済ということである。これを逆さまに見れば、目先の経済が落ちれば連鎖的に安倍政権は終わる、ということである。
しかもこのコンビの共通性は専門性がないということ。そのことは上記の時事通信のニュースでも端的に表れているし、先般の「特定秘密保護法」の余りにも杜撰な作りにも出ている。
ましてや財政再建や社会保障に至っては床屋政談レベルなのかも知れない、と疑ってしまう。
2014/02/12
公約実行してね
今朝の朝日新聞より
東京都最多の待機児童数かつ、都知事の地元でもある世田谷区。公約実行は世田谷区対策でもある。解決のキーは、埋もれている都有地の“発掘”。
2月5日の福祉保健委員会で、区内の都有地を全部調べて、利用できないならその理由を区議会に明らかにするように要望した。(その時点では、めぼしいものしか区は当たっていなかったので)
もちろん都有地として名目通りのものもあれば、外郭団体や都の出資株式会社を行ったり来たり(譲渡・賃貸・目的外使用等)もあるはず。
名目通りの都有地はすでに(ちょっと複雑な手順が要るが)公開されている。実際はそれ以外の“隠し田”があるのではないかと想像。都知事の手腕が問われている。
2014/02/11
じぇじぇじぇ?
世田谷区議会でも議会改革の一環として議会基本条例が俎上にのぼりつつある。
個人的には議会基本条例というパッケージにこだわる必要はないと思う。世田谷区議会の現状を整理すれば基本的なパッケージの要素は揃っているからである。
要は、何を新たに加えるか、に掛かっている。個人的には、通年議会の実施から・・・。
さて上掲、毎日のコラムから岩手日報(2月7日)をさがしてみると、世の中にはいろいろなことを考える議会もあるようだ。以下その記事。
「じぇじぇじぇ条例」制定へ 久慈市議会活発化目指す
久慈市議会(八重桜友夫議長)は7日開会の市議会3月定例会で、議会や市議活動の基本原則を定めた議会基本条例制定を目指す。通称「じぇじぇじぇ基本条例」とし、前文には方言を用いる。市議の検証活動や市政課題を市民と話し合う「かだって会議」設置、情報通信技術(ICT)積極的活用などを盛り込み、市民に開かれた議会づくりにつなげる。
■「久慈市議会基本条例」(素案)に係るパブリックコメントの実施について
■久慈市議会基本条例(案)
それにしても、世田谷区の福祉保健委員会の報告事項が1回で40件近くというのは役所側も含めて通年議会の必要性があるのではなかろうか。
個人的には議会基本条例というパッケージにこだわる必要はないと思う。世田谷区議会の現状を整理すれば基本的なパッケージの要素は揃っているからである。
要は、何を新たに加えるか、に掛かっている。個人的には、通年議会の実施から・・・。
さて上掲、毎日のコラムから岩手日報(2月7日)をさがしてみると、世の中にはいろいろなことを考える議会もあるようだ。以下その記事。
「じぇじぇじぇ条例」制定へ 久慈市議会活発化目指す
久慈市議会(八重桜友夫議長)は7日開会の市議会3月定例会で、議会や市議活動の基本原則を定めた議会基本条例制定を目指す。通称「じぇじぇじぇ基本条例」とし、前文には方言を用いる。市議の検証活動や市政課題を市民と話し合う「かだって会議」設置、情報通信技術(ICT)積極的活用などを盛り込み、市民に開かれた議会づくりにつなげる。
条例案は前文で「これまでにない発想により、まさに『じぇじぇじぇ』な議会を目指していくべぇ」とうたい、全8章からなる。
市議に議会活動が市民生活にどのような変化をもたらしたか検証を求めるほか、市民自由参加型のかだって会議設置により、広聴活動充実に努める。
同市議会は2012年12月に議会改革推進特別委を設置。早稲田大マニフェスト研究所からの助言も受け、検討を進めてきた。条例案は14日までパブリックコメントを実施。その後取りまとめ、3月4日の最終本会議に議員発議案として提案を予定する。
尚詳しくは
・市議会では、現在、議会改革推進特別委員会において「久慈市議会基本条例」の策定を進めています。
・この条例は、議会・議員が活動するにあたっての基本原則を定めるとともに、市民に開かれた議会として、情報公開と市民参加を積極的に進めるなど、議会が目指していく姿を掲げ、それを市民にお約束するものです。
2014/02/10
都知事選 世田谷区民の選択
世田谷区選管の発表をもとに主要候補の開票結果と世田谷区の投票率は以下の通り。端数は切捨て。
世田谷区民の選択は東京都全体の結果と異なり、細川候補が宇都宮候補より上位に来ていること。
さらに細川+宇都宮候補の票がますぞえ候補の票を上回っていること。
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