●茨木市のインフルエンザ対策は担当者からの鬼気迫る報告を聞くことができた。当時(ゴールデンウィーク前後)のことを思い起こすと、現在でもかなりつらいことのようであった●東京ではあまり報道されていなかったが、茨木市というのは大阪府の中で、ある時期、飛び抜けて感染者が急増した地域であり、大変な危機的な状況にあったという●結局、要諦は感染拡大を防ぐには「動きを止める」しかない。ということ●今回は弱毒性ということでいつのまにか、過去のことに。当時はほとんどの人がマスク姿だったが視察中、マスク姿の人を探すのが難しいくらいだった。東京も同じだけど●「動きを止める」とは深刻な判断である。それは感染被害との見合いとなるであろうから。今もウィルスがどこかで強毒・強感染に進化している。しかしそのウィルスについて知らない。都市の最弱点である。「動きを止める」政治判断である。(写真は茨木市の担当者の課長)
2009/07/31
2009/07/30
医療問題のむつかしさ
●公立病院の方向性には2つあるという。「地域医療支援型病院」と「高度専門医療型病院」の2つの方向性●しかし一方で東京都には国立、都立、大学の病院そして民間病院が多い。(地方に比べれば)●世田谷区の梅丘病院跡地の問題と微妙に関連する課題は少なくとも事務方ペースだけで考えられるものではない。当然、世田谷区の視線の先は「地域医療支援型」なのだろうが、医療関係者の常識は勤務医の減少も含めて日々刻々と変化している●他区のかんばしくない例は事前の情報不足が起因しているのかもしれない。
電気自動車
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再び公立みつぎ病院の視察から
2009/07/28
公立病院について2
●公立病院をめぐる問題として、いわゆる事務方と医者とのミゾがあげられる。役人のトップはだいたいが法学部出身である。以下公務員のピラミッドは事務方で構成されている●そこには事務方が描く公務員像があり、公務員社会像がある。流れているのは“法治万能感”みたいなものである●確かに日本は法治国家であり、また法治国家でなければならないが、法治にも限界がある●医療や健康、或いは教育といった分野である。そこには法治とは別の次元での医療関係者や教育関係者がいる。特に医療関係者は生命と直結する現場にいる●法律という文章だけで仕事をする者と、メスや聴診器や医薬品で仕事をする者とが必ずしもシンクロするとは考えられない●しかも事務方の仕事は予算管理(お金の管理)という無機質な対象である。その乖離は想像以上であろう●前出の後藤武氏によれば、「診療報酬」そのものが赤字体質を産むようになっていることと、勤務医のなり手の動向が現在は非常に不安定であり、それこそ医療従事者の給与改善をしなければ先々の見通しは悲観的であると述べている●見るところ、日本の医療全体を構造的に変えないと、「公立病院」という名称の“いつでもどこでも安心したサービス供給という“響き”は保証できないようである。
公立病院について
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2009/07/27
医療と複雑な官庁
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2009/07/26
視察から横道
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●広島県尾道市の「公立みつぎ総合病院」の視察の中で、関係者から何度も出たのが「全部適用」という言葉●実はこれは“地方公営企業法全部適用”のことだった。(迂闊にも、それまで公立病院と地方公営企業法というものが結びついていなかった)●いうまでも無く、公立病院は危機的な状況にあると報じられている。しかし公立病院と縁がない当区とすれば、その仕組みも含めて極めて疎い(もちろん私だけのことかも知れないが)●視察とは、その字の如く、見えるモノ、見えるサービス、が対象となる●“例え”て言えば、パチンコの玉がジャラジャラ出てくるのを見ているようなもので、その仕組み(ジャラジャラ出ていただけでは店は潰れてしまう)とかについて、知らない●サービスがジャラジャラ出てくるのを見て、一体このサービスはどのように背後で運営されているのか●気になった。(写真は公立みつぎ総合病院前での委員会集合写真 私は左から二人目)
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