2019/04/20

福祉の基盤を守る行革を!



高齢者の福祉財源は税に依存してる部分が大です。

故に税金の使い方と、その「順序」はここ20年間(高齢者人口のピークがすぎるまで)、慎重な配慮が必要です。

建物の老朽化を理由に全部建て替えていたら(公共施設数860超)、財源は下図(まるごと区の資料から抜き出し)のように底を突き、高齢者福祉を直撃し、老後不安はますます増大します。

一方、首都直下地震が想定される中、安全な公共施設は絶対に必要です。両立は簡単ではありませんが、それは前々区政からやっている公共施設の「選択と複合化」です。

端的に云えば、このことが「行革」のメインです。合わせて、人件費の抑制。決して歓迎されることではありませんが、やらなければ福祉財源が縮小します!


保坂区長(陣営)のビラの虚構性は

下に示したように、ここには平成30年度までの実績です。今後のことは示されていません。短期的に、やるべきことを控えれば、借金はゼロになりますが、中長期的に見れば、単なる問題の先送りです。身近な公共施設が使えない頃には区長はいなくなっているかも知れません。

簡単に言えば、区民の皆さんは道路メンテナンス代、公共施設維持代、福祉サービス代等々と様々なインフラ整備や行政サービスに対して区民税を払っています。

しかし、実はやるべきメンテナンスや維持費をこっそり使わずに貯金に回していたら、必然的に借金はゼロになるのです。

特に公共施設整備は莫大な税金が掛かりますが、それを単にストップ(支出を停止)しているだけなのです。

その間に、公共施設の老朽化と高齢者人口の増大とが重なって問題解決の複雑さは極まります。実はそれを考えるのが区長の仕事ではないでしょうか。

あなたの身近な公共施設が突然、使えなくなる頃、現区長はいるでしょうか?



2019/04/15

世田谷区議会議員選挙立候補者一覧

選挙管理委員会公表分

2019/04/14

おおば正明、本日世田谷区議選に立候補しました!

掲示番号は72番です!






簡単にいえば、高度成長期時代に建てた公共施設が一斉に老朽化の時代に入り、また団塊の世代が福祉世代に突入するからである。

若い頃は行政や福祉という捉え方をしなくとも、親がいたり、家族がいたり、元気一杯の身体があったりして、頼るべき相手は事欠かなかったかも知れないが、その親が老い、家族が離れ、肉体の衰退を実感するにつれて、身近な行政や福祉サービスとは無縁とはいえないことを多くの人が自覚し始めたのが「令和の時代」となるのだろう。

世田谷区議会の中で、これまで最も長く、福祉保健の議論の現場にいた議員の一人である。(自称・行革議員というイメージからすれば意外かもしれないが)

行革(行財政改革)とは、究極、福祉環境の周辺の無駄を取り除くことであろう。

優先順位の低い行政サービスに、保坂区長はこだわり続けている。

その典型例が、本庁舎の合理的な改築計画の「放置」であった。本庁舎の建築家が高名な人物とあとで知って(実際にはその弟子が関わっていたのだが)急に改築方針を躊躇しだし、2年もの時間を空費したことである。

悪名を恐れたのだろう。

その間、建築費は高騰し、災害対策の本部機能が事実上ない期間が、2年延びたことである。区民は知らない間に危機にさらされているのである。

芸術に理解を示す区長を選ぶのか、区民の安全のためなら芸術なんて無視する無教養な区長を選ぶのか?

結論から言えば無教養と非難されようが、区民の安全を守る選択を最優先すべきである。

「芸術には言葉では表せない、無限の力がある」だろうことは知っている。しかし、カネの掛かる(税金を使う)芸術は財政難の時には毒である。

本庁舎の建築家が誰であろうと、首都直下の安全性、例えば福祉系の職員が被災後に職務に就けないことを想像してみれば直ちに改築に舵を切るべきだった。

いまのところ、首都直下が起こっていないので、実害は見えていない。

冒頭の問題、公共施設の老朽化と首都直下対策、そして増大する多様な福祉ニーズをどうやって両立するか、という議論を議会の中で、一番多くやってきたつもり。

私は、行政に対して、僭越ながら「提案」なるものをした記憶はないものの、有能な行政マンの頭脳を遊ばせないできた、という自負はわずかにある。

適材適所の人材には、質問の山をぶつけて、どうしてできないのか、どうすればできるのか、その根拠は何か等々、議会の場で発言しながら、新たな展開を見つけたことはすくなからずある。(しかしなぁ、保坂区長になってから適材適所の人材がいるのか疑問)

今期の私の働き方は、適宜、区政報告を直接お渡ししたり、新聞折込を使ったり、街頭で説明させていただいたり、とやれる限りのことはやったつもりですが、何せ91万区民に、どれほど伝わったかは、わかりません。

上記のことに関して、私の新聞の最新号のハイライト部分を載せます。













2019/04/09

世田谷区騒然!ついに朝日新聞も取りあげた、がん患者をポンコツ議員と貶めたあべ力也議員のビラ

朝日新聞が4月9日付けで世田谷区でのあべ力也議員のビラをとりあげました!
https://www.asahi.com/sp/articles/ASM484401M48ULZU002.htm


有料デジタル記事ですので、見られる範囲しか示せませんが、以下の画面です。

タイトルは「がん治療で議会欠席は『ポンコツ』か 議員と両立の道は」です


記事では、「都内のある区で3月、ビラが配られた。全区議の欠席日数や質問回数などをランキング形式で記した『通信簿』に、『公務怠慢ポンコツ議員』『ブラック議員は誰だ』といった言葉が添えられていた。欠席日数が最多の10日間だったとして、通信簿の一番上に名前を記されたのは40代の女性区議。駅前で演説中に手伝った夫は、ビラを読んだとみられる有権者から『一番議会で休んだサボり議員だろう』と言われたという。この女性区議が2015年11・・・」

とあり、問題のビラも載っています。

明らかに世田谷区の有権者を、偏った情報で「働く女性」、「働くがんサバイバー」を結果的に貶める意図がこのビラを配っている、あべ力也議員には感じられます。(記事では選挙前なのか議員名は伏せてありますが、明らかにあべ力也議員のビラを指しています)

公務を休むことは良い事ではありません。しかし、サボっていたのと、本人の努力とは関係のないことで休まざるを得なかったのでは、意味が全く異なります。

それを同一の基準で大々的に発表してしまった「悪意」は否定できないのではないでしょうか。

知らないで書いてしまったということはありません。あべ力也議員は議員歴20年のベテランで、過去に10日どころか、30日以上の欠席記録を作り、その理由が病欠ではないことが判明するなどで、「議員辞職勧告決議」を全員一致で可決しております。(このことは過去のブログに詳細を記載)



街なかに貼ってある、あべ力也議員の政治活動用のポスターには「働く女性の声を届けます」とあります。

しかし根っこの部分で、ハンディのある人々が働きにくいビラを大量に、(一説には数十万部と言われていますが)ポスティングしているのです。

社会の木鐸たる大手新聞がとりあげたことは、それだけ社会問題として問うべき価値が、あるということでしょう(朝日嫌いの人も、他人事ではありません)このことは選挙前だろうと選挙後だろうが関係ありません。









2019/04/07

区民の知らない、あべ力也議員のブーメラン批判

区議会議員全員を「税金で食っとるヤツ」という指摘は、(品があるかどうかは別にして)間違っていません。

区議の報酬は世田谷区の場合、区役所の係長クラス(といっても40代後半以上)であり、1050万円前後で推移、それに委員会での役職(委員長、副委員長)手当が別途あります。

5期(20年間)議員を務めれば、どの議員も上記のような積算額になります。

議員の場合、年功はありませんので、25歳で当選しても70歳で当選しても、役職部分を除けば同額です。

区議は兼業も認められており、会社員として給料を貰っていても、(あべ力也議員のように長期休暇をとって公務日数42日のうち32日も欠席していても)報酬は払われます。

私がこのビラに違和感を覚えるのは、「主張は同じ」としても、言ってることとやって来たことが違うからです。

      あべ力也議員のビラより

「税金を使っての海外旅行」批判は、賛成です。しかし、あべ力也議員は過去2回も「海外姉妹都市訪問」に行っているのです。もちろん税金を使って。

その時の反対者の一人が私でした。

あべ力也議員が行ったのはドゥブリング(オーストリア)15周年で10日間の海外旅行です。現在よりはるかに豪華だったはずです。

一方で、行ってみなければ事の是非はわからない、行ったこともないのに反対するなという意見もありました。

しかしあべ力也議員は2回目も行っているのです。

2回目もドゥブリング20周年で、これも10日間の「海外旅行」で税金を使っているのです。

で、いまさら、税金使った海外旅行批判?

            あべ力也議員のビラより

また役職手当についても、あべ力也議員は決算委員会の副委員長、都市整備委員長、公共交通機関対策委員会副委員長を務め、合計で232万円貰っていたのです。

選挙前に自分だけ「身ぎれい」にして、議会改革を訴えても、それこそ、議会では誰も相手にされませんし、逆に改革の障害となってしまうのです。(選挙前パフォーマンスだと言われて)

批判したことが全部ブーメランとして、あべ力也議員のところに戻ってくるからです。

正しいことであっても、議員としての「おこない」が問われて、前に進まない、ことがあります、これは他の社会や組織でも同じことです。

せっかく「良いこと」を言っているのに、進まないのはなぜ?といったことが政治不信の根っこにあるとすれば、それは、その議員が選挙前に言っていることと、やってたことが違うからです。(かつての兵庫県の号泣議員のように)

もちろん、私自身批判される事が無いとは、言いません。正当な批判はもちろん受けます。しかし、このあべ力也議員の「自分だけ正義だ!」という主張は、「但し書き」が必要です。

こんな時期に他議員のビラに反応するのも、どうかと思いましたが、(区議としての本分である区政批判は山ほどしていますが)、行革議員は細かい事にうるさいもので、このビラの内容に黙っていられません。それこそ、黙っていれば、あべ力也議員から黙認したと言われかねないので、記して置く次第です。

反論あったら(あるはずないけど)SNSなどに「おおばがディスっている」なんて意味の有料広告出すより、メールお待ちしてまーす。有料広告なんて無駄使いですよ!












2019/04/06

自分のことは棚にあげて他人を批判したあべ力也議員(予算員委員会の続き改題)

上掲は事実です。レイアウトはあべ力也議員のチラシをそっくり使いました、内容は事実です。(クリックすると大きくなる

個人的にはこのレイアウトは、問題点が多く、避けたいのですが、本稿の趣旨を「視覚化」するために敢えてしてみました。

ちなみに、あべ議員の欠席の理由は病欠だそうですが、議会に出席できない程度ではないことが明らかになり、のちに議会は全員一致で「辞職勧告決議」が可決されています。

不思議なことに、あべ力也議員のレイアウトを使うと、このように「あべ力也議員のこれまでやってきたこと」(議員歴20年)が冒頭のくだりから、そのままピッタリ当てはまるのです!(つまりあべ力也議員の批判は自分のしたことを棚にあげて、まるで自分はクリーンであるように装っている、ように見える点に注意が必要です。ここでは欠席問題だけですが、役職加算も税金による海外視察費もぜーんぶもらっていたのです。また、名古屋市長の給与800万より多い議員報酬もあべ力也議員はもらいながら、サラリーマンをやっているのです。ダブルインカム!)

多くの方からあべ力也議員の「実物(ビラ)」を見たい、とのことですので(すでに私のところにも配布されている)、下に載せますが、この「実物」には多くの問題点があることが指摘されています。

それは産休を始めとして自己の努力ではどうしようもない疾病あるいは障がいに対して一切の配慮がなされていないことです

(上掲については、議会全員の判断で自己の努力ではどうしようもない病欠とは認められなかったのであべ力也議員への「議員辞職勧告決議」となり、で堂々と書けるのです!)


もちろん、あべ力也議員のビラの実名部分にはフィルターを掛けています。

ここにはがんを患い手術しながらも通院し、議会活動をしている方も、あるいはインフルで医者に外出禁止と言われた議員も、配慮なくダメ議員のごとくカウントされています。

このような基準で表現されたら、「障がい者への合理的な配慮」すら「税金の無駄使い」に繋がってしまいます。それは許してはならないことです!

議会の情報公開は大賛成です。しかし情報公開を装い、他議員をたたき台にして自分だけを正当化する行為は問題でしょう。(このビラではあべ力也議員は欠席ゼロとなっている)

議員は自分の都合の悪い過去だけを消しゴムのように消せるのでしょうか?(4月7日改題加筆)