2020/06/16

世田谷区役所の新型コロナ情報は、ひたすら三密回避の意図だけ


世田谷区のホームページで、新型コロナ情報のあり方が、区議会の福祉保健委員会が開催されるたびに僅かに“変身”している。

ほとんどの委員が、区からの情報不足を不満に感じているのではないか?たぶん区民の皆さんも同じはず。

6月15日に区長メッセージが追加・更新された。


その長文の中で、重要な部分は以下の部分

6月に入ってから、検査陽性者は39人にのぼっています。

例えば、区内の飲食店の狭い空間で長時間、飲食を共にした参加者の多数が感染する事例が発生するなど、若い世代を中心に感染者数は、ほぼ毎日確認されている傾向にあります。区民の皆さんには、引き続き感染への注意を継続していただきたいと思います。


この意味するところがわかるだろうか?6月16日の福祉保健委員会で報告された文書では以下の通り。

6月に入ってからは、区内の飲食店において、狭い空間を集団で長時間共有し、参加者の多くが新型コロナウィルス感染症に感染した事例が発生している。中略 なお本件の濃厚接触者については、全員特定し、健康観察は終了している。

区長メッセージより、青字の部分が追加されている。委員会質疑でさらにわかったのは以下のこと。(おおば記憶による)

狭い空間とは定員10名程度のスペースに10名を超える人数が居たということらしい。長時間とは5時間くらいとのこと。参加者の8割が感染したということらしい。

さらに、感染発生の切っ掛けは、店側の1人が異変を感じPCR検査をしたところ陽性が判明。そこから関連性が疑われた10人を超す人たちのうち、8割が陽性だったこと。

その後、飲食店には消毒命令が出され、現在では消毒済みとのこと。さらに、この飲食店に関連した、感染者(陽性)は、店側の1人を除いて、症状は出ていなかったということ。また議会報告にあるように濃厚接触者の健康観察は終了しているということ。

区民の関心は、異論もあるかも知れないが、陽性者の数よりも陽性者イコール「怖い病気に感染」ではないということであろう。

すなわち、陽性者が無症状であったかどうか、ここが知りたいポイントである。と思う。

委員会終了後、次の説明が区のホームページに追加された。区長メッセージよりは少しイメージがつかめるようになった、かな?