●12月13日の東京新聞に載った保坂区長のインタビュー記事。その内容は以下の通り。
世田谷区の保坂区長は、分断や対立が広がる社会状況を踏まえ、「包摂(ほうせつ)の政治」を取り戻す必要性を訴えている。
SNSや国際情勢の影響で不安や分断が強まる中、地域主権や民主主義を基盤に、対話を重ねながら多様な立場を包み込む政治を進めたいと述べ、若い世代や市民の参加を重視する姿勢を示した。
●さて「包摂の政治を取り戻す」分断や排除を乗り越える、地域主権・市民自治・対話の重視、権力による抑圧や強制への警戒、少数者や弱い立場への配慮・・・
●抽象的で、倫理的に“正しい(反対しづらい)言葉”を並べている
●しかし現実の恵泉通り問題では何をしていたか?
●公道の不法占有が継続!
●行政側は裁判で勝訴し法的障害は解消、それでも 5年間、保坂区長は是正措置を取らない。
●議会等の質問追及が作用したのか、ようやく11月中旬、不法占有者に「会った」
●これまで保坂区長の姿勢は包摂でも対話でもなく、「放置」です。
●抽象的なイメージに陥りやすい包摂とは本来何か?
●まず具体的に考えら得る包摂とは、法の外にいる者を法の内側に戻すことではないのか。ルールを守らせる。
●しかし現実には不法占有者は「法の外」に居続け、他の区民は「不公平」を強いられ、保坂行政は是正責任を果たさない。
●これは包摂ではなく、選別的黙認です。
●ここは保坂区長、お得意の「弱者配慮」のすり替え、があります。
● 不法占有者=弱者ではありません。人権の問題があるとしても生活基盤そのものが失われるわけではない。土地代金は支払い済み。
●一方で、不法占有状態が是正されないことで不利益を受けるのは、通行する区民、近隣住民、法を守っている一般区民。
●保坂区長は、弱者配慮(すり替えだが)を口実に、ルール違反を温存している
これが現実。
●このインタビュー記事は、保坂区長の言葉の表面だけをなぞっているだけで、行政実態の検証をしていない。
●「包摂」「対話」を語りながら、何の役にも立たず、法的に是正可能な不法状態を5年間放置してきただけである。