2019/08/07

札幌市におけるセンター化から思うこと


福祉保健委員会の視察2日目は「札幌市子ども発達支援総合センター・ちくたく」

かつての「都立梅ヶ丘病院」の総合発展型のような施設。政令指定都市であり、市立病院を有している札幌市と世田谷区では、そもそも基盤は異なるが・・・。

上掲のようにまさに「総合センター」であり、医療部門を有しているので、ある完結型である。

比べて、世田谷区は「相談・療育センター」である。

ただし東京都全体でみれば医療資源の集積度は決して低くないので、世田谷区内に「総合センター」がないとしても、専門機関へのアクセスに立ち止まるということはない、と思う。

逆に云えば、世田谷区では「入り口」にポイントを置いている状態。


子どもの発達は、そもそも何が問題なのかを含めて、多様である。昨今では「健常者」という言葉も当てはまらないという。

「定型発達者」と「非定型発達者」いう捉え方である。何がマジョリティーだとかマイノリティーだとかのニュアンスが“脱色”されている印象が大事だ。

大雑把な言い方をすれば「月並みな発達者」と「月並みではない発達者」ということになるかもしれないが、これもよく考えてみれば、一個の人間の中には「月並みな発達」の部分もあれば「月並みではない発達」の部分も混在することがある。

一方で、子どもの置かれた環境、特に家庭環境、それも、それぞれにおいて、それこそ「定型的な家庭」というのはもはや“妄想”である。

実は東京ではあまり報道されなかったようであるが、札幌では児相(児童相談所)と警察の間の連携不足で女児が衰弱死したという報道がされていた。

もちろん視察先とは関連のない話ではあるが、子どもをめぐる環境整備は、持って生まれた個性しかり、家庭環境しかり、保育施設、教育施設しかり、医療施設しかり、児童相談所しかり、様々な情報共有、あるいは隣接情報共有の構築が必要であるのかなと、思った。







旭川市の公共施設の老朽化問題

旭川市の屋内幼児遊戯施設「もりもりパーク」を視察。

まず旭川駅前にちょっとびっくり。下のグーグル3Dで東方面を見たもの。旭川駅の北側に赤茶の広場がドンとある。



広場の西隣にはイオンモールがデーンとある。



ゆっくりした景観だが、冬になると多くが雪景色に変化してしまう。年の3分の1は雪に囲まれる土地柄だ。


広場はイベント会場として利用され、賑わいの中心を担っているという。

夏場で開放感いっぱいだが冬場はグーグルマップで見ると以下のごとく。


という次第で、冬場の屋内の遊び場の需要もあって平成23年に商業ビル内に開園したのが「もりもりパーク」


ちょっと気になったのは、旭川市としては、現在無料のこの施設を有料化にもっていきたいということ。遊具の老朽化(使用劣化?)も進み、いろいろと経費が掛かるから、という“行政特有の”プロセス。

しかし、雰囲気からして、かつての中心市街地の活性化策という制約要因も見受けられた。元々は旭川での名門デパートが閉店したビルの再活用であるらしく、1階は新宿のデパートといった感じでリニューアルもされているが、上の階に行くと昭和のデパートといった趣が残っていた。「わんぱく広場」としては構造的に無理なのだろうが、天井の低さが気になった。

雪深い時期には必須の施設であろうが、今は閑散としていたのは、まあ、しょうがないのかも、と思った。