2020/09/22

「世田谷モデル」やったら世田谷区はパンクすると副区長発言!

 

 



前回のブログで保坂区長(6)は、ほとんど嘘である。少なくともこの放送の3日後(731日)に、区議会の福祉保健委員会が開かれているにもかかわらず、区側から説明がないどころか、どちらかと言えば、区側(区長以外の役人)は蚊帳の外で、事務方トップは、このテレビ放送のインパクトについても認識していなかった。と書いたのは

 

詳細はここに委員会発言を書き起こしたので読んでいただきたい。→ココ

 

委員会審議は7時間から8時間かかるが、ここは区長のテレビ発言に関しての部分だけ、約50分程度の会議録であるが以下のことがわかる。

 

役人の答弁はそもそも、わかりづらい。さらに宮崎副区長の答弁は、保坂区長の「世田谷モデル」を理解していないのか、もしくは、理解したくないのか、とにかく曖昧である。

 

一方で、議会としては保坂区長の“見切り発車”を咎める声が大きい。(私の発言もそのうちのひとつ)これはあくまでも731日の委員会でのことである。





それから1ヶ月後の9月10日、福祉保健委員会で、宮崎副区長がホンネを吐露。「世田谷モデル」は醜悪な方向に、姿を変えていくのですが、まず、その混乱ぶりと、いかに非合理なPCR検査を無症状者にしようとしているかご理解できればと思います。

ちなみに、保坂区長を除く、行政側(宮崎副区長)はこんな答弁をしている!以下書き起こし(フォントサイズは大庭の判断ですが発言自体はそのままです!なおカッコ内は大庭の注釈。)

 



9月10日(木)福祉保健常任委員会

(大庭委員と宮崎副区長とのやりとりから)

 

大庭委員の質疑 ↓

 

2のほう(社会的検査=無症状者の介護従事者等へのPCR検査)は言ってることとやってることが違う。頻度が足りない。(2週間に1回でも陽性者が出たと前回大庭発言)

 

それから事実上、自己申告でやりたい人はとれてしまう、という抜け穴があるわけですよ。(施設まるごと全員でないと意味がない)

 

それでお聞きしたいのは最後のほうだと思いますけど、まだあるかもしれませんけども、合理性が、2のところ(社会的検査)には対費用効果としての合理性が、こんなにお金使うんだったらもっと保健所の体制強化に備えると、

 または手袋がたりないとか、なんとかであれば、そのことのために備える。というほうに回したほうがいいと思うんだけども、


 2のほう(社会的検査)の合理的な説明はできたと思いますか?我々に対して。逆に言えば僕は合理的な説明ができていないと思うんですけども、それはそちらのほうで認識として受け止めてもらっていいですか?

 

宮崎副区長の答弁 ↓

 

合理性とおっしゃっているものが、科学的な根拠に基づいてこれが一番適切なのかと言い切れるかと言われれば、

かなり色々ご意見を頂戴しながら社会的インフラをどうやって維持していくのかという、

そこの主眼に基づいて、この間も議会からのご意見を頂戴したものという理解なので、

今の考えられる範囲のところを色々、ある意味変えてきてますので、軸がぶれているようにもくるかもしれませんが、

私たち(行政側)からすると、例えば優先順位のつけ方や、大庭委員からもご指摘いただいたように、やる以上は定期的にやったほうがいいよと、いうご提起もいただいているわけです。

したがって本来区長が滑り出しをして、ある意味提案の形をとったと同時に、我々に対しては、区で何ができるかということについて、

一応目指すべきその、ニューヨークを例に含めて色々ご提起はされましたけど、

 

区としてできることは何なんだということについての指示もいただいたつもりです。


その中で、この間ご説明していますが、ひとつは、さきほど大庭委員から、定期的というのは繰り返しやらなければ、

 

はっきり言えば2週間(間隔でPCR検査をやる)もじつは聞いていると、違うと思います。

 

    (無症状者のPCR検査は)翌日やらなければだめです、たぶんそれは。いつ感染しているかわからないです。

 

(世田谷モデルは)極論ですよね。だからそういうスパンを想定するならば、そこのセッティングはあるんじゃないの?というご提起だと思ってますけど、それをまた2週間の幅をこの対象の分(社会的検査)にやった瞬間にパンクしてます予算は。













 

2020/09/20

再現、問題となった保坂区長出演テレビ番組!




 ●「世田谷モデル」と一時、称された、世田谷区のPCR検査の問題、すべてはBSTBS「報道1930」への保坂区長出演から始まった。その番組で保坂区長は何を発言したのか、以下検証する。


●7月28日午後7時30分から始まった「報道1930」は、前半、本日の東京の陽性者数が266人と発表され、全国的に増えているというニュース。さらにはアベノマスクがこれから更に8千万枚以上配られることに対しての議論が続く。


●そして午後8時ごろから以下のタイトルで、保坂区長の発言が始まり、その後、事件的な拡大で注目を浴びることに。


●まず、このテーマの冒頭で、7月21日名古屋の女性が新型コロナの疑い(39度4分味覚なし)があるのに保健所が「若い軽症者だから」なかなかPCR検査を受けさせてもらえなかった事例を紹介。(検査は5日後、結果、この女性は陽性判明)

●それを受けて野党国会議員(共産党・書記局長 小池 晃氏)が、政府はこれまでPCR検査を抑制してきた、これを大転換しなければ新型コロナ問題は解決しないと主張。

●そこで、まさにPCR検査の大転換をしようとしている保坂区長を中継で結び、話を聞こうという設定。




●まず、松原耕二キャスターが上掲のフリップを指して、「国と都の方針を待ちながら、対策を考えるのでは遅すぎる。納得のいく具体論も出てこない。世田谷区として、独自の対策を考えるしかない」という保坂区長の主張を紹介。

●続いて、世田谷区の感染状況を説明しながら、松原キャスターは、実は昨夜(7月27日)、専門家の方々を呼んで意見交換会をしていると述べ、その取材をTBSはしていると。


●その取材のなかで、児玉龍彦東大名誉教授から「世田谷モデル」の構築の提案を受けた、ということが明らかになったという。

●そこで児玉名誉教授の提案が、番組で示される。



●ここで注目したいのは、対象が、「飲食店、学校、理容室、劇団、介護施設、スポーツジムなど」となっていること。

●ここから松原キャスターの「世田谷モデル」へのインタビューが保坂区長に向けられて始まる。