2012/10/27

都議補選が行われる世田谷区

 突然の知事選で、新聞報道では12月16日投票ということらしい。世田谷区民は知事選に加えてもう一つ選挙がある。都議補選である。
 よくよく考えて見れば、昨春の都知事選は、世田谷区の“あの都議”が民主から自民に変節したから、石原都知事も4選出馬に踏み切ったのだし、その変節都議が世田谷区長選に出たから、今回の補欠選挙となった。挙句の果てに区長選は人柄はよさそうに見えるが肝心の決断ができない人物が当選してしまった。
 ようは“あの変節都議”さえいなければ、都知事選も都議補選もなかったし、世田谷区長も仕事(決断)をする人物が選ばれたかも知れない。(決断の可否は別にして政治責任を取るということ)
 都議補選も12月16日投票(予定)で都知事選と同じだが、選挙期間が都知事選は17日間なのに対し、都議補選は9日間。
 都知事選は11月29日(木)スタートで、都議補選は12月8日(金)がスタート。
 今回の都議補選の問題は、都知事は当選すれば任期は4年なのに対し、都議補選は補欠選挙の名の通り、任期は来年の7月22日まで。実質7ヶ月間の任期ということ。従って来年の6月頃に行われる都議選にもう一回選挙の洗礼を受けないといけない。
 さて、後藤さんだが、今は「腕まくり」をしだした状態とのことである。

2012/10/25

デジコン問題、住民訴訟の場で!

 昨年6月発覚した「デジコン問題」。結局、区側の事業者選定で意図的としか思えないほどの“緩さ”が最大の原因で、世田谷区は2千万円にものぼる税金をドブに捨てるハメになった事件である。
 議会での追及は7月の臨時会で保坂区長が前熊本区長をかばう立場に終始して、「業者選定に不適切な点があったが違法ではない」とわけのわからない主張を繰り返すのみ。2千万円という区民の税金の重さを微塵も感じさせないまま東京都にイージーに補助金を返す始末。(簡単に言えばこの補助金事業は東京都と世田谷区の共同事業のようなもので、それぞれが1千万円づつ出して計2千万円の補助金として支出したもの。東京都は世田谷区の業者選定が違法だから1千万円は返せと主張して世田谷区はそれを認めて返還してしまった。※当然、私たちの会派は東京都の分も世田谷区が被るのなら事業選定の違法責任を関係者に迫るべきだという主張)

 さて、この問題を一貫して追及してきた桃野議員と後藤さんがタッグを組み、住民訴訟に踏み出した。識者によれば、この問題は訴訟に持ち込めば必ず勝てる案件ということである。
 これも保坂区長の優柔不断な対応が招いた結果である。

桃野議員の関連ブログはココhttp://www.momono-yoshifumi.net/?p=2526

2012/10/11

千歳烏山駅周辺の未来2

 決算委員会で使うために改めて住宅地図に駅前広場と補助216号線の位置を落としてみた。(これはあくまでも個人的に落としてみたもので、公的な資料ではない。故に極めて精度が大雑把であることはお断りしておく。)
 前回より範囲を広げてみた。上の交番下の左右(西北)に伸びるピンクは旧甲州街道。交番下から斜め縦に伸びるグリーンの道が、区民センターやUFJ銀行そして踏切を渡ってスーパーシミズヤやみずほ銀行があるホコ天通り。
 今後10年で駅前広場が出来るのはブルーの地帯で上下(北南)につながるのが新設される補助216号線。(黄色いシミズヤも駅前広場に含まれる。だいたいの位置がわかるように黄色にしただけ)南端でハッケン道路とつながる。
 旧甲州街道にある路線バスと、ライフ斜め前の路線バスは駅前広場から乗り降りできるようになるらしい。現在の停留所はそのまま。駅は八幡山や桜上水のように4線となり、特急・準特急通過待ちの電車の待避線が出来る。

2012/10/10

空気清浄機で除去できるのはタバコのにおいだけ

 新たな空気清浄機の試作品の記事が日経に載っていた。記事にあるとおり現状の空気清浄機ではタバコの有害物質(ガス)を取り除けない。
 実は、昨日の決算委員会で、タバコの禁煙に関する質疑をしたばかり。
 世田谷区が新たに作る健康増進施設(池尻)の中に喫煙室を設けるという、愚行について質した。分煙ということらしいが、厚労省の健康局長による2012年2月の通知で分煙は否定され全面禁煙となっている。
 しかも驚いたことに、その喫煙室は窓がない部屋で、空気清浄機を1台置くといったもの。
 実は現状の空気清浄機はタバコの有害物質(ガス)は除去できない。除去できるのは粒子状の臭い物質だけである。
 分煙室でも換気設備を伴わない空気清浄機ではこれらの有害物質(ガス)が逆に喫煙室に蓄積してしまう。
 まさに世田谷区が考えている健康増進施設の喫煙室は有害物質の「ガス室」になってしまう。こんなものを税金を使って作る必要があるのだろうか。

 記事によれば、この会社は年内にも改良をした製品をモルモットなどの動物実験などで動物の臭いが強い研究機関等に1台100万〜150万円で販売予定とのことだが、それでも発がん物質(ガス)までは除去できるとはうたってない。世田谷区はこれを買ってでも喫煙室を断固設置するのだろうか?