2010/07/12

世田谷区版事業仕分け 最終日

■7月12日午後1時から世田谷版事業仕分けの最終日、提言のとりまとめの会議が開かれた。すでに提言の文章は委員長がとりまとめ、それに対して各委員が最終意見を付するという形で進行。

■しかし、会議の雰囲気は全然盛り上がらない。まるでお通夜か、今で言えば、落選事務所のような感じで、各委員とも口が重い。

■理由は、委員長のとりまとめの文章が、あまりにも役人風の文章に堕してしまったこと。その結果、わかりづらい、むつかしい、普通の区民は読む気がおこらない、という区民選出委員からの意見や、学識委員からもパンチがない、総花的という批判があった。

■例えば冒頭からこんな調子である。「既存の事業は、当初の政策目標の達成を目指して開始されている。事業を行うための基礎である政策目標が、依然として区として目指すべき目標であるかを改めて確認し、すでにある時期に達成されている場合や、社会情勢に照らして、意義の薄れているものについては、目標達成のための手段としての事業の廃止を視野に入れた見直しを行うこと。」

■まさに悪文の代表例のようなものであるが、各委員が望んだのは、恐らく言いたかったことは、この悪文の下に具体的例示をしたら、ということではなかったか、と思う。例えば、青年の家は当初の目的は達成されており、社会情勢に照らし意義が薄れているので事業の廃止をせよ、とか。

■具体的例示があれば上記の悪文もそれなりの意味を見いだせるが、それがないので、骨抜きの悪文になっている。要は、各委員はこの文章の具体的な意味は議論もしたので、理解しているが、提案された側においては、この文章だけでは、解釈はどうにでもなる、ということである。具体的な例示がなければ。

■これに対し、委員長は、この提言は具体的な一箇所に絞ってのものではなく、ここに現れた考えをできれば、全庁で、多くの部署で実現させてほしいということこから、このような表現 にしていると、釈明のような説明があったが、詭弁であろう。

■さらに委員長から、この提言は国の事業仕分けとは全く異なる、というやや開き直りのような発言があった。仕分けではなく言い訳なのだろうか。

■そもそも、役人に対して、無駄なことは廃止しなさい、と提言しても、そんなことは出来ないから検証委員会が設けられたのではないだろうか。

■結局具体例を示さなければ、理念が正しくとも、解釈・運用は役人に丸投げという事態に陥る。それでは各委員としては不本意だと思う。しかしながら、委員長のとりまとめでは、役人の都合のために長時間議論してきたということにしかならない。この成り行きを見ていて、各委員が気の毒になってきた。

■会議の最後の方で、受益者負担のところで、多少議論が白熱する部分もあったが、最後になって、白けた感じで午後3時11分に終了。まことにもって竜頭蛇尾。

秘策・公務員税

●6月7日のブログで、菅政権のウィークポイントは、ホップ・ステップ・肉離れと記した。まだ新政権が出来てまもない支持率が急回復を遂げた頃である●しかし参院選の結果を見れば、予想通り、またやっちまったな、である●「増税の前にやるべきことがある!」とは先週まで大きな声でつぶやいていたフレーズである●消費が低迷している時に平気で消費税を上げるなどというのは典型的な役人の発想である。これでは凶作の時に年貢を上げる悪代官と同じである●つまり役人は納税者の“痛み”を知らない。足りないから多く取るという安易な発想である。(市民運動家出身の首相がそれに乗るとは驚き)●結局、役人がこの痛みを知らなければ、税金の無駄使いはなくならない●そういう考え方と、現実の高額安定給料に対する批判から公務員人件費のカットという政治的主張が生まれてくる●しかし本当はカットするより良い方法がある。公務員課税である。もちろん地方税とし、自治体の財政事情にリンクするようにすれば、公務員みずから無駄をなくすようになるだろう。要するに地方公務員がどっち向いて仕事をすれば良いか明確にわかるようになる。

2010/06/20

世田谷版事業仕分け がん検診と子ども医療費助成

現場の区議会大会議室の庁内テレビを見ながら発信。

10時開始。今日の素材(課題)はがん検診と子ども医療費助成の2本。最初の24分はこれらの事業の担当部署による説明。

昨日も思ったが、これらの素材の選び方というのは、どういう基準というか意図があるのだろうか。少なくとも検証委員が自分たちで選んだということではないだろう。先の本会議でも区の答弁ではこの検証委員会の方向性を相当重要視して予算編成に臨むということを述べていたが。

委員長の発言によると、子ども医療費助成については、新たに所得制限を設けるかどうか、ということがテーマだということのようだ【10時30分記】

質疑によれば、がん検診の医療費の効果に関するデータはないらしい。何でも国の方針に従ってやっているという、まことにニッポン的な答弁。
続いて、子ども医療費助成の効果についての具体的なデータはないとのこと。
子ども医療費助成は現在は中学生までは親の所得制限なしで全額公的助成となっているが、もし所得制限(児童手当の例による)をしたら、対象の子どもの数は半減するという。これに対して委員から、所得の高い人もそれなりに税金を払っているのだから、同じサービスを受けても良いのではないか、という意見も。【10時48分記】

子ども医療費助成について、モラルハザードはないのかという意見とともに、他の福祉政策もあるので所得制限は仕方がないのではないかという意見の委員。また医療機関からの情報が少ないとも。

医療関連の質疑が続くが、事業と効果についてデータがないまま進んでいるのは、やはりおかしいと思う。公衆衛生という考えが区にないのではないか。データなくして果たして受益と負担の議論が成り立つものなのか。【11時01分記】

命にかかわるものについては公費助成を無くしてほしくないという意見。そのとおりなのだが、どこからが命にかかわるのかというのが実は今回の議論のテーマなのだが。

昨日の市民大学とかサービス公社の議論より、低調な感じ。医療はやりづらいのだろうか。それとも連日で疲れ気味なのだろうか。

がん検診の受診率の低さから、もっと広報を充実させるべきだという意見、特に広報板を選挙の掲示板くらい増やせないのか。

これに対し現在の広報板は700くらいとのこと。選挙の掲示板はだいたい900くらいなのでそんなに差はないが、確かに広報板は目立たないのは大きさのせいか?

検診によっても有料、無料というのはどういう基準なのか。また子ども医療費助成では、子どもが蚊に刺された程度でも軟膏を買うより医院に行ったほうがタダだから行く親もいるという意見。

有料無料の説明は不明。【11時22分記】

子ども医療費助成については、そもそも対象から外すべきではないか。アンケート調査でも区民の8割が支持しているのだとすれば、そもそもこれをいじるのはおかしい。もっとほかの事業を俎上に乗せるべきではないか。

まさに正論を言う委員登場。そうなんだよな、こんな偏った素材の選び方がおかしい。【11時36分記】


子ども医療費助成を削るのなら、放置自転車の罰金を上げたほうがいいのではないか、あれは他人に迷惑を掛けているのだからという意見。正論だよなー。

別の委員。区民の権利意識が高くなりすぎているのではないか。ばらまきや何でも無料はよくない。

関係ないかも知れないが、子ども医療費助成に関しては、若い委員の方が、さらに女性の方がシンパシーがあるように聞こえる。

そろそろ午前の部のまとめに。

副委員長。最初はこの2つについて削減が良いのか疑問だと思ったので、むしろ良いものは良いということを確認するのもこの検証委員会の役割ではないかと思う。となれば、財政負担の問題もあるので、全事業の予算という見地から考えなくてはいけないのではないのか。所得制限は時代の流れに逆行するのではないのか。

要するに削るものはほかにもまだあるでしょう、ということで、遅いけどようやく委員各位も課題設定のおかしさに気づいてきたのかもしれない。

さあ、委員長はどうまとめるか。【12時10分】

委員長まとめ。がん検診はもっと広報も含め運用面に工夫が必要なのではないか。データが少なすぎる。子ども医療費助成については、事業の目的が不明だ、モラルハザードもある、他の自治体に比べて恵まれているので所得制限は考えられるのではないか・・・しかし、もっと広く考えれば、財源の制約があるのなら、ここで議論していない他の事業を削ってでも、これらの予算を増やすことだってあるのではないか、という感じのまとめ。午前の部は12時24分で終了。午後の部は13時40分再開。【12時24分記】

休憩中の私の所感

昨日の市民大学や世田谷サービス公社という、文化的というか管理部門的というか、どちらかと言えば、生死から縁遠いものから、がん検診とか子ども医療費助成というのは、各委員の生活空間の中でも、時として緊張感を想起させるテーマである。おそらくテーマの切り口として最初から削減という網をかぶせたことから、当初口が重たかったのかも知れない。各委員は口にこそ出さなかったが、医療行為そのものよりも、必要なときはいつでも受けられるという安心の部分に、この事業の重要性を感じているのではないだろうか。そしてその安心ということは現区長の最大の政治目標のはずなのだが。実は先の代表質問で、大阪府なみの人件費の圧縮を世田谷区ですると約18億円の効果がある旨の答弁を得ている。この18億円というのは子ども医療費助成に対して所得制限を掛けたときに捻出できる金額とほぼ同額である。それにしても、各委員が果たして、今回の対象だけを削減の俎上にあげるのは正しいのか、疑いだしたのは意義深い。削るならほかにある。


13時41分再開。委員長よりこの2日間の総まとめの議論に入る。
行政と民間との役割分担について。

青年の家については宿泊施設機能については疑問。
目標の手段として多様なものが出現した場合、そういう手段に切り替えるべきだ。民間に任せてもよい。効率性、または目標達成度を再検討すべき。
世田谷区の人材活用を考えるべし。

とは言いつつも、まとまるようなまとまらないような。レンホーチックなら、ここで廃止、継続、縮小とかなるんだろうけど、なかなか歯がゆい進行状況。【14時08分記】

いつの間にか、外郭団体について。
発言委員が限られているように見える。
委員長が発言。外郭団体はシビアにやりましょう、と誘っているが。

あんまり反応なしの中。外郭団体の事業にある既得権をなくすべきだ。
リターンの見込めるものは残し、リターンのないものは淘汰すべきではないか。

はっきりした結論をみないまま、またまた受益と負担の議論にうつっちゃった。

政策経営部長が割り込み過ぎ。

各委員は議論の方向性となすべきミッションの理解の統一ができていない感じ。

税源論議から放置自転車の罰金を高くしろという意見に対して、政策経営部長が答え始めて、横道に。

まとまらない、雰囲気。【14時35分記】

区の負担になる部分は削減するというより、長期的に発生予防に力を入れるべきではないか。という意見。

正論だが、発生予防とは何?罰金?自己負担割合?これがまたむつかしい。

マーケティング、どれくらいの対価を支払えるかというデータで捕らえるべき課題ではないのか、という意見。

もう経費を削るしかない。冗費を削る。それは行政サービスを削るしかない。たとえば多摩川花火大会なんかすぐにでもカットすれば1億円カットできるんですよ、要するに優先順位に応じて下からカットしていくしかないのではないか、との意見。さらに区民は行政に甘えている姿勢を直す啓発をすべきではないのか。そういう行政と区民との関係を再構築すべきだ、との主張。

委員長発言。80億の削減は一つの事業だけをどうこうでは捻出できない。むしろ区役所の担当者の一人ひとりが事業計画を構築できるか、それが今のところできていない、それができれば意外に全庁的に80億が詰められるのではないか。

残念ながら、役所ということころは、決められた事業を忠実に履行するのが管理職の絶対的な使命であり、そこに企画能力が生かせる場はほとんどないのが現状である。役人は短距離選手型の職種である。

別の委員からは、利用料金を上げる手法もある、と。【15時12分記】

別の委員から、削減は誰かが悪者にならなくては進まないのではないのか。

引き続き、委員会としての提言の骨子について各委員に振るが反応は静か。発言を求めると、提言よりも新たな意見が出たりして、まとまらない。

提言以前の問題として、検証のデータが整理されていない。整理されて、そのデータに基づいて行政運営ができていれば、見直しも容易であったのではないか。

サービス過剰であるのであれば、区民の自立が導かれなければならない。

年間単位の予算というのは民間では考えられない。民間では四半期、毎月ごとに事業進行がチェックされる。

区と区民との協同の部分が論じられなかったのは残念。むしろその部分で区民と区との役割分担の合意を図られるべきであったはずである。

委員長のまとめ。世田谷区内の大学との連携、特に区立図書館との連携という、ちょっと唐突な話に。大学が助かる?大学がもっと努力しなければならない、それは世田谷区との連携?

15時50分閉会

今日の感想

考えても見れば、資料不足、民間的なデータもなく、限られた時間で結論を出すのは、至難の業であると思う。まとまらないのは自然なことである。これであと検証委員会は7月12日の提言の部分を残すのみとなったが、一応これまでは全部テレビ傍聴させてもらった。ここまでの流れから、相当逸脱した提言があるとすればそれは役人の作文ということになる。とにかく検証委員の方々には本当にご苦労様である。【15時58分記】

2010/06/19

世田谷版事業仕分け 傍聴記 実況版つぶやき風

 6月19日、世田谷区政策検証委員会、別名、世田谷版事業仕分けが午前10時から午後4時まで開かれた。以下はその傍聴記。

10時から世田谷議会の大会議室で実質審議が始まった。

俎上に上がっているのは、青年の家と市民大学。

開始1時間での状況は、委員と担当部局の役人が相対しているが、役人側の方が余裕しゃくしゃくという感じ。委員側も「あり方論」から出ていないので、レンホーチックに一刀両断のようにはなっていない。【11時12分記】

今回の審議にあたって、事前に議論のポイントというアンチョコみたいな方針が示されている。

5つのポイントが委員には示されている。


1、素材事業のねらいや目的、効果、その達成状況について。

2、民間サービスが提供されているか。されている場合、民間との大きな違いは何か。

3、素材事業の民間との役割分担の見直しや、事業の中で改善できることはないか。

4、民間で行なうとした場合に、デメリットは生じるのか。

5、行政が行なうべきものか。


ということで、議論は、上記に沿って、青年の家、市民大学について担当役人とのやりとりが続く。ただし、5の行政が行なうべきものか、というところにはなかなかたどりつかない。委員としても、行政が行なうべきではない、と主張する人が現れない。本来なら、そういう主張をする人を中心に議論が進むのだが、歯がゆい、感じ。なう。【11時28分記】

 
おっ、今、市民大学に関して必要ないという委員登場。

がんばれ!

行政はなんでもかんでも、やりすぎ、という主張。

その委員は暴論かもしれないが、と遠慮ぎみに言っているけど、暴論ではないと思う。

さて、どう議論はどうなるか。【11時31分記】

役人側から市民大学の擁護論?が始まった。

市民大学には自治体を良くする人材を育てる役割もある・・・

あまり説得力ない説明。

大学の講座に移管して、利用区民にクーポン券を配ったらという意見も出る。

なんか議論というか意見が行ったり来たりで、まとまらない。

まとまらないのは役人の思う壺。【11時51分記】

 
12時14分に午前の部は終了。午後は1時半から再開。

前半(午前中)での委員長のまとめは以下の2点。


区内の13の大学との連携を考えるべき


施設は新設ではなく既存の施設利用を


特に区内13大学との連携を考えろという委員長の意見だったが、議会ではすでに私たちの会派でもさんざん主張しており、区もそれなりに手を尽くしている、はずなのだが。
【12時18分記】

市民大学について。


本日前半の議論の感想は、まず、委員長のまとめにあるように、世田谷区内には13の大学があり、都内でも大学銀座の自治体である。しかも昔と比べて、大学のオープン化には著しいものがある。また文科省の補助金行政にも地域に根ざした大学のあり方のようなものが示されている。そのことからすれば、区民が生涯学習をする環境としては、国内屈指の環境にあるとも言える。ただし交通の便が必ずしも良いとはいえないが。そのことからすれば、区がわざわざお膳立てするようなことまでして、生涯学習の場を維持することの意味合いは薄れる。検証委員会の方向性はこちらのほうに読み取れる。



青年の家について


青年の家については、老朽化にともなう改築については否定的だったように思う。それ以上の方向性は読み取れなかった。


聴いていて(議会控室でのテレビ中継を見ながら書いている、そもそもこういうのもインターネット中継するなり、 FMせたがやで中継すべき)思ったが、個々の事業の話よりも、事業の廃止の方法というか状況を論じた方が、むしろ有意義ではないかと思った。


たとえば市民大学を廃止というニュアンスの委員は記憶ではたった一人だった。それも暴論かもしれないが、という前置きをしての発言である。廃止という言葉はやはり重い発言なのだと思う。


私などは平気で廃止、と言う事が多いが、もちろん廃止と言っても、いきなり来年度から消滅ということもあるが、それだけではない。廃止にもいろいろある。簡単に言えばハードランディングもあればソフトランディングも、である。


しかしながら、財政的な逼迫の状況が増すにつれて、ソフトランディングの選択は狭まるということである。


これはある意味、高度な政治判断でもある。【13時07分記】

13時28分再開。


午後の素材は外郭団体。


担当部長による、世田谷サービス公社と世田谷区社会福祉事業団の説明が30分続く。
【13時55分記】

公認会計士の委員?が世田谷サービス公社の資金積み立てが多いのではないかの指摘。

資金を定期で遊ばせているような時代ではない。低金利で積み立てても意味がないという指摘。

それに対して、区側の答弁は世田谷サービス公社では現在20億の資金があって、会社法人の信用の担保と、将来の社屋建設の資金にと。まあ議会答弁と変わらないけど、そんなこと言っている区の財政状況だろうか。【14時15分】

世田谷サービス公社のレストラン事業を民間入札に、という意見。

これも議会でさんざん出ている考え。区側はとにかく、逃げまわって、変革に手をつけないで、ここまで来ている。この検証委員会での質疑でも、すでに議会答弁と重なるものについては、議会答弁と同じ。


なんだか、委員の疑問とか指摘を聞いていると、すでに議会で何度となく質された内容と重なる部分が多い。要するに議会ですでに指摘されたことばかり。議員も委員もそんなに感覚に違いがあろうはずがない。逆に役人側からすれば、手馴れた答弁ということになる。


こんなことなら、議会で、特別委員会を設けて、外郭団体集中審議をしたらどうなのだろうか。特別委員会というものは、短期集中してテーマを絞って結論を出すというのが本来目的である。


現に土曜日にこうして議会の大会議室で行なっているのだから、議会の機能としてできるはずである。その議会の会議室にホントの議員が傍聴しているのである。これって、庇を借りて母屋を取られた議員のようにも感じる。


個別の事業の存廃ということでは難しいかも知れないが、少なくとも外郭団体についての集中審議可能のような気がする。【14時49分記】

不慣れな委員が質問すればするほど、役人側の行政自慢のオンパレードが続く状況。議会なら、そんなことまで聞いていない、と文句が出る。


委員の皆さんも役人答弁に反論できる切っ掛けを掴みかねている。特に社会福祉事業団にまつわる福祉の分野は、どちらかといえば公的分野であり、公なのか民なのかという峻別はできない、ならばなぜ区直轄ではなく事業団なのかというと、理解が進んでいるのか、そうでないのか、やりとりからはわからない。


サービス公社と社会福祉事業団を同じ外郭団体として並べるのは、自動販売機と両替機を並べて議論させるようなものである。混乱するよなー。【15時05分記】

検証委員の資質によっては、必要性の低い事業に切り込むどころか、単なる区の事業の説明会になってしまう。


仮に切り込むことができたとしても、ペーパー資料だけで判断することは、実は危険である。外郭団体については、根拠法令、運用実態、区側のタテマエとしての説明、ホンネの数字、本来の目的外の有用性、外郭団体の予算にあらわれない見込み予算の実態、と様々な側面がある。今回の資料提供は主に区側のタテマエとしての説明が用いられているにすぎない。【15時24分記】

あらら、いつの間にか世田谷美術館の割引券を作れという話になっている。

区民の立場からすれば利用施設は安いほうがいい。

でも、そんな委員会なの、って感じ。


外郭団体の議論というより、福祉の話に入っていくとまとまらない、歯がゆい。


誰か、サービス公社と事業団を廃止したら区政はやっていけないんですか、って訊かないかなぁ。


実は外郭団体は幹部職員の定年後の再雇用の受け皿となっている。そういう側面からの存在理由もある。そんなことは資料には一切載っていないから、質問もでないんだろう。【15時37分記】

もうそろそろ終了時刻。

委員会の進め方は、座席の端から順番に委員が役人に対して質疑をしていく方式。委員同士の議論はない。どちかかと言えば、聞き取り調査に近い。午前の部の感じからすると、最後に委員長がまとめの話をして終了という、ことに。


明日もあるが、それを含めて来月12日、参院選の翌日、提言の取りまとめを作るとのこと。どんなものが出るんだろうか。


今年度中に全体予算を削らなければならないのは、54億円。今後経済状況がいくらか良くなって税収が増えたとしてもケタが変わるわけではない。【15時49分記】

株式会社世田谷サービス公社の社長の給料は社員の給料より低い、という事実はあまり知られていない。おそらく課長級より低い。世田谷トリビアである。こういうことからして、表面的な資料から連想できない事実がある。


委員長のまとめが始まったが、想像上のサービス公社や社会福祉事業団と現実の有り様との間に相当の誤差があるようだ。


おっと、公認会計士?の委員から委員長のまとめに異論を挟んだ。

サービス公社のあり方について、障がい者雇用が大きくクローズアップされたが、そのことと外郭団体のあり方は本質的に関係ない問題ではないかとの指摘。つまり、障がい者雇用を受け入れて、それでも利益が出るサービス公社の営業構造は、特別な利益が付されているのではないか、それは普通の企業のあり方と異なるのではないかという指摘。もちろん委員は障がい者雇用を否定しているのではない。むしろ大事なことだと述べているのだけど、それと企業経営を一体化して、それでも利益が出るという、つまりドレッシングされているのは妙だということ。


これもずいぶん前に私が指摘したことなので、まさにそのとおりだと思った。というより、サービス公社の議論では常に区側は障がい者雇用の問題を持ち出して、存在意義を強調することが伝統的に行なわれてきた。が本当にこういう形でしか障がい者雇用は進められないのか、もっと別の方法があるように思う。何か単なる言い訳に使われているようで、愉快ではなかった。


委員長は少し慌てふためいた感じ。その意見も取り込むような感じで後を引き取りまとめを続けたが。なんだかよくわからないまとめに聞こえた。


4時を少し超えた時点で終了。【16時17分】

2010/06/14

代表質問その1


■6月10日の代表質問の様子、その1。(動画が見えない場合はここをクリック!)百年に一度というリーマンショック後の世田谷区の財政は急降下状態。その実態がまだ区をはじめ議会も含めて、よく理解されていない■残念ながら平成初期のバブルの前後の経済状態を知る議員は非常に少なく、昭和50年代後半の景気の落ち込みの時に全国的に「行政改革」という言葉が広まったことも、教科書で知ったという世代がバッチをつけている■財政困難な時期に正しい処方箋は一つしかない。行革である。質問はそこに至る大前提である、財政状況の事実確認の部分。最初は数字だらけだが後半からはパネルを使った説明となる。

2010/06/07

あのジンクス

●民主党のトップ交代は、考えてみれば狐につままれたような“変身劇”だった●不可能とまで思われた“党内革命”をあっさり断行し、権勢を振るう“悪役”を追い出すという、爽快感●“党風”もなんだか若返った感じがする●もともと昨年9月の政権交代内閣はこんなメンバーでスタートするはずじゃなかったの、という国民のイメージに近い●あとは“野党思考”から“政権思考”への“改宗”ができるかであろう。そこで初めて政治は落ち着く●それにしても「ホップ・ステップ・肉離れ」という言葉をなぜか思い出した。今度は大丈夫だろうか?今度は。

2010/06/02

辞任速報 政界再編始動


 
■こんな速報だろうなと思っていたら、案の定で、質問前のこんな時に、である。首相が8ヵ月しかもたなかったのだから、昨日から始まった「子ども手当」もいつまで続くかわかったものではない■国の財政もどうなるか地方財政をチェックする立場からすれば大きな問題■それにしても幹事長を道連れにした“心中辞職”は古い政治からの脱皮につながるのだろうか。政界再編はすでに始まったようである。それにしても今朝の新聞はまったく出鱈目な解釈にあふれていた。読んで損した。メディアの正確な観察の記事が求められる。わからないなら書くな。

2010/05/31

今日でお別れ

昭和歌謡の名曲「今日でお別れ」の詞を地でいく鳩山政権。5月末の決着は最低の支持率に■区議会は6月の定例会を前に、国政が右往左往されては質問原稿も困るというもの■質問日は6月10日。そもそも“メガトン級の政策”がこんな調子ではこの先どうなるのやら。沖縄問題は国の安全保障の問題であると同時に解決手法は地方自治及び住民自治の問題である。結果として、住民の心情はグチャグチャにされてしまった。こういう状況を他の大臣たちはよくも拱手傍観していたものだと、呆れはてる(消費者・少子化担当大臣の粉骨砕身の暴走ぶりに比べて)■所詮、数は力、権力でやれば何でもできる、なんて錯覚していたのではなかろうか■要は、出来ることと出来ないことを、正直に説明する勇気がなかったことである■総理大臣だけでなく、今のうちに各大臣も正直に抱えている課題について、これは出来そうにありません、と釈明する必要があるのではなかろうか。その方がよっぽど国民はありがたい。 

2010/05/29

モンスター誕生

■本日の読売新聞の社説の冒頭に『日本政治と日米関係を混乱させた末、「国民との約束」簡単に破る。一応謝罪はするが、責任はとらない。これが鳩山首相の本質だろう。』とある(5月29日)■約束を簡単に破り、謝罪するのは本人の資質だろうが、責任をとらないのは役人の本質である。知らない間に、トンでもないものが最高権力者の中で“融合”してしまった。

2010/05/25

世田谷区版『事業仕分け』スタート

■5月21日午前10時から「政策検証委員会」の第1回目が開催された。これは区長の時限的な審議機関で、学識7人、区政モニターから選ばれた区民6人からなり、文字通り世田谷区の政策(事業)を検証する委員会である■別名“世田谷区版事業仕分け”とも言われるが、第1回目は、“世田谷区版れんほう氏”も“世田谷区版枝野氏”も現れることなく、穏やかな感じで終了した■実際には、2回目、3回目がバトルになる想定で、1回目は検討素材と委員会としての方向性を確認しただけであった■この委員会は公開ということで第二庁舎の大会議室で行われ、庁内テレビ放送が行われたが、肝心のインターネット中継等はナシ。そこでしょうがなく、委員会の最後の部分、委員長の第1回目のまとめの部分だけを、テレビをカメラで撮るという、ちょっと間抜けな方法でお伝え。委員会の雰囲気は伝わると思う(一応念のために字幕は私の責任で付けさせて貰った)■そこでも明らかなように、検討の俎上に載せられたのは、「青年の家」「池之上青少年会館」「世田谷市民大学」「世田谷サービス公社」「世田谷区社会福祉事業団」「がん検診」「子ども医療費助成」の7つである■2回目は6月19日(土)に担当部長等が出席して委員とやりあう、らしいが、真価はそこで問われる。【もちろん議会は、分けてもうちの会派は事業仕分けどころか課長仕分けも部長仕分けも、常任委員会を通じて積極的に行っている】

2010/05/20

議会改革前進

●当然のことながら、みんなで合意して一つの案がまとまることは、それなりの達成感がある●世田谷区議会の話である。長らく続いていた世田谷区議に支払われる費用弁償の6千円(議会からの距離によっては4千円)が改正されることになった●具体的には6月議会で改正案が出される見込み。改正内容はほぼ公共交通機関を利用した場合の金額に改められる●従来は費用弁償の意味づけがはっきりしないまま慣例的に定額支給ということで6千円が支払われたが、今回は十分議論した結果、議会の裁量でほぼ交通費だということで収斂した●もちろん細部では各会派によって異論はあるだろうが、「まとめよう」という気持ちが全体を包み込むように作用したことは大きい。実は議会の価値とは「まとめよう」という気持ちがどれだけ醸成されるか、そこに懸かっている。

2010/05/12

つぶやき

●「英雄とは自分のできる事をした人だ。凡人は自分のできる事をせず、できもしない事をしようとする人だ。」フランスの作家の名言らしいが、某国首相の“英雄願望”もいい加減にしてほしい●「言葉の不毛」が続くのは恐ろしいことである●人間社会、言葉が通じないとどうなるか。短絡的に考えれば、暴力でものを言わせる、という風潮に走りがちだと過去の歴史は教えている●「話せばわかる」「問答無用」という時代があった。日本の不幸の始まりであった●「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」と言う。愚者の“経験速度”で全国民がつき合わされるのでは堪らない、なう。

2010/05/07

選挙至上主義の失敗

●言葉のチカラがここまで“無力化”されて、果たして政治は成り立つのだろうか●昨今の鳩山首相の言動は、誰も聞く耳持たずの状況である。その意味で彼はすでに職責を果たすことはできない●改めて、政権交代の“手法”が間違っていたと、断じざるを得ない。●以前にも述べたが、簡単に言えば地方自治の選挙発想で国政奪取を謀ったことがすべてのはじまりである●そして国政レベルの問題がことごとく解決されない理由もそこにある●国政選挙を地方自治の選挙発想で行えば、住民や有権者の身近な問題を取り込める。「生活が第一」のリアリティーは格段と高まる●しかし一方で“生活から見えない部分”はすっぽり抜け落ちる●国家財政や安全保障の問題が国政でしか解決できないにもかかわらず、地方自治の選挙発想(生活が第一)で選挙をやれば、争点は見えにくくなってしまう●結論から言えば、あの夏の選挙で本来の国政の課題について民主党は“国民の民意”を取らなかったのである●(国家財政をどうするか?ギリシャ問題のように実は生活に直結する大問題である。安全保障の問題についても異常な増強といわれる中国海軍は南西諸島に相当の“関心”を示しているという。偶発的にでも占領ということになれば日本はどうするのか。朝鮮半島も魚雷事件が勃発している)●国会議員の仕事は何か、そのことを明らかにした上で選挙が行われなくてはならない。

2010/04/30

大阪高裁判決

 
■先の大阪高裁判決の模様をけさの「スーパーモーニング」でやっていた■やはり全国的な影響度のある判決であったことは確かである■ただし、今回の判決は選挙管理委員の月額について、滋賀県のような実態であれば違法という解釈である、また確定ということではないので世田谷区の選管委員の月額制がただちに違法ということにはならないが、今後改正の方向で議会としても進めねばならない。

2010/04/29

選管委員の月額は違法

■4月27日、大阪高裁で地方自治体にとって重要な判決があった。関東圏では別の司法関係のニュースに隠れて報道されていない■しかしネット社会では関西圏のニュースでも知ることができる。以下は時事通信より。

選管委員長以外の月額報酬は違法=「著しく妥当性欠く」−大阪高裁

滋賀県が労働、収用、選挙管理の各行政委員に月数回の会議出席で毎月一定額の報酬を支払っているのは地方自治法に違反しているとして、吉原稔弁護士(69)が知事を相手に支出差し止めを求めた訴訟の控訴審判決が27日、大阪高裁であった。岩田好二裁判長は、選管委員長のみ月額報酬を認めたものの、そのほかの選管委員や、労働、収用両委員については一審判決を支持、支出を違法として差し止めを命じた。
非常勤の行政委員の報酬をめぐっては、高額過ぎると批判され、日当制に改める動きが出ている。この判決は見直しの流れを加速しそうだ。
判決は、行政委員の報酬に関する地方自治法の規定について(1)勤務量が常勤職員に準ずる(2)役所外での事実上の拘束が多い−などの特別な事情がある場合のみ月額報酬制が適当と指摘した。
その上で、選管委員長を除く3委員に関し、2003〜08年度の実際の勤務1日当たりの報酬は約10万7000円〜約7万8000円として「著しく妥当性を欠く。地方公共団体の裁量の範囲を逸脱して違法・無効」と判断した。同約4万8000円の選管委員長については容認した。(2010/04/27-19:32)

 
■詳細および判決文がわからないので報道ベースでしか言えないが、選管委員長だけ月額を認めたのは、合点がいかない■とはいえ、地裁レベルで認められた“状況”が一歩進んだことは良いことである。訴訟を提起された吉田氏には敬服するしかない■翻って世田谷区では私たちの会派としても議会を通じて区長側に問題提起している■その結果として「世田谷区特別職報酬等審議会」の意見書(平成21年12月22日付)において、「今後はこの問題の契機となった滋賀県の住民訴訟に対する司法判断について注視するだけでなく、他自治体における動きについても参考にすることが必要であろう」という言質を確認している■滋賀県の住民訴訟とは上記の大阪高裁判決のことである。今後最高裁での結論を待つことになるかも知れないが、すでに他自治体では見直しに踏み切っている■行政、および立法、まあ立法というには余りにも小さな機関かも知れないが世田谷区議会の私たちの会派は。(地方議会の役割は立法機関というより議決機関の役割の方が圧倒的に多い)■それでも司法の結果を見てから、それに従うのは、良しとはしない、という思いがある■おかしいと思ったら、それは自分たちで変える、これが自治の精神ではないだろうか。

2010/04/24

子ども手当554人分申請

■あちゃー、新聞を見た時そう叫んだ。やはりそういうことをする人がいるんだ■逆に言えば法律の不備を突かれている、ということでもある■実際のところ養子の実態はわからない。そもそも親子関係というのは国によって様々である。そこにお金が絡むと一層複雑なことになる■この申請者は条件にかなっていると信じてのことだろう。もちろん社会的常識からすればいくらでも疑えるが、法の形式手続きからすれば人数制限は曖昧である。厚労省もホームページで50人の養子縁組した外国人には支給しないと書いているが、49人までなら支給するのだろうか■法の制度設計は極めて重要である。子ども手当に関しては、制度設計がなされていない、というより従来の児童手当の設計図をお手軽に拡大コピーしたという手抜き事業である(政権交代直後の高揚感から官僚役人を極度に排除した結果とも言える)■しかも児童手当にあった所得制限という、制度設計の要の部分を取っ払ってしまったので、来る人拒まずみたいな制度になってしまった■それにしても困るのは、養子や親子関係の調査をするのは記事のように尼崎市である。各市町村である。ひょっとすると裁判になる事例が出現するかもしれない。■現政権になってから、良くなったことは確かにある、それは率直に認めるとしても地方自治の現場からすれば振り回されていることの方がはるかに多いような気がする。

2010/04/20

平穏死のすすめ

■読売新聞に石飛幸三医師の紹介記事があった。世田谷区立の芦花特養ホームの常勤医である■実は特養ホームの常勤医というのは珍しい■通常の特養ホームでは2週間に1回約2時間程度の報告書チェックが医師によってなされるのが“相場”である■それからすれば常勤の医師がいることは画期的なことと言える■その常勤医の目からみた介護と医療の問題点を世に問うたのが著書「平穏死のすすめ」である■実際、医師が「死」をすすめるというのはタブーである。しかし必ず訪れるだろう「死」というものを認めないわけにはいかないのも現実■そこを「寿命」や「老衰」という考え方でとらえ直そうというのが氏の考え方である■昨今では人生最後までピンピンしていて、亡くなるときはコロリというのが一つの理想のようだが、「老衰」というデクレッシェンドという人生の閉じ方もある■ことがことだけに繊細かつ複雑な問題でもある。一般論にするには誤解される面もある■このことは先の3月15日の予算委員会で紹介もかねて触れている。何と言っても世田谷区の福祉の現場からの声であり、誰しもが体験するであろうことである。
 

2010/04/17

賞味期限40年の身体

■「アキレス腱のけが」についての相談記事が4月16日の毎日新聞に載っていた。何気なく読んでいたら、いささか衝撃的な一文に目が留まった■「人間の平均寿命は明治初期まで40歳くらい。栄養状態の改善などで急激に寿命が延びたが、それに合わせて人間の足が急に進化したということはない」■言われてみればその通り。平均寿命の伸びは人間の身体からすれば外部環境の改善が及ぼしたもので、身体そのものが画期的に進化したわけではない■記事はこう続く「つまり40歳〜50歳を過ぎると、腱は言わば賞味期限が切れたような状態にあるため、無理をすればアキレス腱炎になりやすい」■もちろん鍛えればそれなりに新陳代謝が進み強化される筋肉等はあるのだろうが、それは身体全部に通用しない■われわれは、「科学の進歩」と「身体の進化」をゴッチャにしている。科学は進歩していても、身体は果たして進化しているのだろうか。或いは科学の進歩に身体は対応できているのだろうか。精神は尚更である。さらに精神にも賞味期限というのはあるのだろうか。

2010/04/14

沢や谷の多い世田谷区

■上掲は今年2月14日放映の「噂の東京マガジン」の噂の現場コーナー。世田谷の建築現場で巨大な池が出現したことが取り上げられている■議会での陳情とも絡むことなので改めて見てみた。番組でも業者の水対策の不備が指摘されていた。そりゃそうだろう。黒部ダムの工事でもあるまいし、こんなことは世田谷でも滅多におこらない■基本的には業者の資質の問題である■地名は本来、その地域の情報を表したものである。番組でも触れていたが区内には沢という地名が多い。奥沢、上北沢、駒沢、代沢、野沢、深沢。一方、谷は粕谷、世田谷、祖師谷。“山系”は尾山台、(南・北)烏山、桜丘、玉川台、千歳台、八幡山■そのほかにも旧名でもいくつかある■町名に限らず、地名には様々な情報が隠されている。おそらく現代におけるハザードマップのような機能が地名にはあったはず。改めて地名や地域の名称の言われについて地元自治体は関心を払うべきだと感じた。

2010/04/03

水害と電源

 
■被害予想というのも“難物”である。4月2日のNHKニュースで江戸川区の想定では江戸川と荒川が決壊したら最大400万人が避難する必要性がある、と■江戸川区は約7割が海抜ゼロメートルということだから、東京のちょうど西側、多摩川に接する世田谷区とはだいぶ状況が異なる■被害予想は前提をどこに置くかで迷走しかねない。さらに災害は忘れた頃に、という無責任さを伴うから優先順位もままならない。何よりも莫大な予算がいる■それにしても思ったのは、水害と電源のことである。世田谷区でも景観の関係で電線の地中化が一部で進められているが、水害には大丈夫なのだろうか。さらに電源施設が地下にある建物は最悪電気がストップする。水没しないから安全ということではないらしい■とりあえず世田谷区の小中学校の耐震化工事は先月で完了した。