●6月7日のブログで、菅政権のウィークポイントは、ホップ・ステップ・肉離れと記した。まだ新政権が出来てまもない支持率が急回復を遂げた頃である●しかし参院選の結果を見れば、予想通り、またやっちまったな、である●「増税の前にやるべきことがある!」とは先週まで大きな声でつぶやいていたフレーズである●消費が低迷している時に平気で消費税を上げるなどというのは典型的な役人の発想である。これでは凶作の時に年貢を上げる悪代官と同じである●つまり役人は納税者の“痛み”を知らない。足りないから多く取るという安易な発想である。(市民運動家出身の首相がそれに乗るとは驚き)●結局、役人がこの痛みを知らなければ、税金の無駄使いはなくならない●そういう考え方と、現実の高額安定給料に対する批判から公務員人件費のカットという政治的主張が生まれてくる●しかし本当はカットするより良い方法がある。公務員課税である。もちろん地方税とし、自治体の財政事情にリンクするようにすれば、公務員みずから無駄をなくすようになるだろう。要するに地方公務員がどっち向いて仕事をすれば良いか明確にわかるようになる。