保坂区長は自動車のナンバープレートを「品川」から「世田谷」に変えようとご執心だ。他にすることはないのか?という声をヨソに3月26日には成城ホールで区長参加のもと「決起大会」まで開く入れ込みよう。
軽はずみな選挙公約が次々に破綻し、言ってることとやってることが違うどころか、最近では「次」を意識したのか「信念なき」区政にスウィッチ。
そこに降って湧いた東商世田谷支部、商店連合会、工業振興協会3団体からの要請。世田谷ナンバーにすれば、知名度が上がるとか、地域振興、産業活性化、観光振興につながるとか、挙げ句の果てには区民としての誇りを高める効果があるとか。(もちろんそんな効果がどこの地域でも当てはまる訳ではない。このことは国交省の検証データで明らかになっている)
今回のこうした産業団体の動きは国交省のご当地ナンバー募集の2回目にあわせているらしいが、最初の募集時(平成16年)直後に実は世田谷区で区民意識調査を行なっている。結果は上記の通り。ただしこの時の質問は「品川」ナンバーから「世田谷にゆかりのある」ナンバーということで行なっている。
肯定的な回答は3割にも満たない。否定的な回答は約半分である。
そこで今度は「区民の皆さんの気運を盛り上げよう」と町会・自治会を通じて署名集め。これって「ヤラセ」も甚だしい。そもそもそんな“需要”も関心もないのに、気運を盛り上げようなんて、役所が勝手に仕事を作っているに等しい。
こんなことに公費と労力をつぎ込む保坂区政。
※一度、世田谷ナンバーに変わると、もう選ぶことはできない。世田谷区民が新車を購入する時はすべて世田谷ナンバーとなる。そして東京都で唯一、世田谷区民が乗っているのが世田谷ナンバーということにも。(現在の品川ナンバーの範囲は千代田区、中央区、港区、品川区、目黒区、渋谷区、大田区、世田谷区、大島、三宅島、八丈島、小笠原等)