2013/03/23

地下北沢駅?誕生 跡地活用は迷走

 左は23日の日経新聞。ようやく小田急線が地下にもぐり下北沢駅周辺の踏切9箇所が消えた。まさに40年以上にものぼる紆余曲折を経ての現実である。
 この記事を読むと、議会での答弁で聞かされていることといささか事態は異なる。昨夏の保坂区長の暴走で小田急と東京都との信頼関係は一旦壊れたものの、昨秋に保坂区長が謝罪して、またもとの鞘に戻ったように議会では聞いている。
 しかしこの記事では、今後の大きな問題となる「跡地」に関して小田急側の意見と相当食い違うようである。
 区の答弁によると、今年の早いウチに小田急や都と成案を得るようなニュアンスだったが、記事によれば「当初構想していた商業施設や住宅が整備できなければ、地権者の小田急の事業に打撃が及ぶ。3者が合意できない対立した状態が長引けば、計画にも影響が出る。」
 なにやら3者協議は思ったよりも決裂状態というか、一度信頼関係が崩されて、小田急はビジネスライクに徹する方向に転じてしまったようだ。しなくてもよいことをして、結果として交渉を不利にしたことのツケは区民が払わされる。