2010/10/24

東京問題

日経の記事によれば、世田谷選出の小宮山洋子厚生労働副大臣、子ども手当を2千円から3千円を上積みするとのこと8月の段階では5千円以上の上積みと発言していたが副大臣となってトーンダウン(正確には5千円から8千円の増額を主張していた)世田谷区経由で支出される子ども手当は千円で約10億円に相当それでも扶養控除などの廃止で3歳未満の子ども家庭には増やすんだという考え一方で地元世田谷区では待機児数がワーストで保育園需要がダントツ。民主党の区議ですら子ども手当を増やせなんてということよりも待機児を減らせ、の大合唱である控除から手当という考えには一理あると思うが、全体設計がバラバラでは無駄遣いにつながるしかも福祉は現金給付から現物給付というのが主流である要するに控除から手当という考え方と、現金から現物という考え方の整理がつかないまま選挙対策にしてしまって、現在に至っているさらに子育てに関して、地方と東京、とりわけ地元である23区の状況はオールジャパンの基準と一致しない。このことを副大臣として取り込まないと世田谷の問題は解決しない言ってみれば待機児解消は東京問題であるということであるそして何よりも、景気浮揚である。景気が悪ければ何の手だても政策も所詮“びぼう策"に堕するだけである。