産経新聞は、保坂区長が選挙違反を認めたというリード。この問題は警察マターであるが実際の所、現在の保坂区政を象徴している事件と言っていい。
核心は「認識の欠如」である。
できもしない大型開発の見直しを公約に掲げ、案の定、いま保坂区長はあちこちの支持者からブーイングの嵐であり、支援した議員は区長を前に怒鳴りまくるという異常な予算委員会となっている。これも基本的な権限の「認識の欠如」。区長は何でもできると思っていたのだろうか。さらに予算編成をしてみて初めて財政悪化を知ったという基本的な財政への「認識の欠如」。おそらく区長になるまで区外に住んでいた区長は世田谷区はさぞかし財政的に豊かな区であったと思っていたのだろう。
国会議員を務めたくらいだから、それなりの知識があるだろうと思ったら大間違い。(私でさえようやく最近気づいた)下の記事のごとく選挙違反行為すら知らないでこれまでやってきた、ということである。確かに保坂区長の弁舌はさわやかで、相手の気をそらさない。しかし時系列的に期間を置いて見れば、多くのことが矛盾だらけとしてあらわれて来る。言ってることとやってることが違う。簡単にいえば「遅効性の嘘」に我々は惑わされている、ということなのだが・・・。