2010/10/31

幻想政権の今後

朝日新聞が民主党政権の総括をしてしまった。マスコミにあって民主党の政権交代に一番意欲的だった朝日新聞までが、その惨状を見かねて民主党の現実を報道し始めた左の記事のごとく今回の「事業仕分け」についてほとんど断罪に近い書き方をしているすでに言われていることではあるが、民主党が政権交代の謳い文句であった、国の一般会計と特別会計の総予算207兆円を「全面組み替え」することで新たな財源を生み出すと説明したことが、今回の3回目の「事業仕分け」でも出来なかった、ということである出来なかった、と言っているのは朝日新聞である。民主党に比較的甘かった朝日新聞でも「幻想だった民主政権公約」と活字にせざるを得ない状況だということである実は、これは大変なことである。すでに“新たな財源"をあてにして、多くの新規事業(言ってみればバラマキ)をやり始めているからである。当然、不足が生じる。そこでたどり着くのは増税ということに。民主党はみずから増税の引き金を引いてしまったのであるそのことも朝日にはちゃんと書いてある「むしろ今回の事業仕分けで見えてきたのは、仕分け人と官僚の激しいバトルを演出することで「これ以上の予算削減は難しい」と、世論に納得させる狙いがあることだ。政権内部からは「消費増税の議論を始める前に、事業仕分けで徹底的に官僚をたたく姿をみせる必要がある」との声も聞こえてくる」こういうことが連日報道されて支持率が低下しないわけがない民意は解散でもう一度出直せということではないのか。まだまだ国政は一寸先は闇だ。