2013/01/27

税金使って景気回復なんて


 125日までに議会各派(議員全員)への区側からの新年度予算の事前説明が終了した。
 まず驚かされたのは、国による「公共投資関連」に対してのおカネの出し方の気前のよさ。そして手際のよさ。まさに至れりつくせりの感が否めない。世田谷区でそうなのだから、地方ではちょっとしたフィーバー状態なのかも知れない。
 結局、昨年末の政権交代の“効果”が一般区民も知らない所で、つまり地方自治体の予算書レベルで素早く進行していたということだ。税金使って公共工事を増やし景気回復というのは、ここ20年失敗の歴史である。
 それどころか、国の借金は増え続けて止まらない。
 国の借金は国民からしているから大丈夫という言い回しもいずれ使えなくなる。
 そりゃ、国家予算の半分を借金で賄っていたら、日本の個人金融資産がどれほどあろうと、いつかはそれを上回り、国外から借りる時がやってくるだろう。
 とにかく民間による新たな産業を起こし経済を発展させなければ税収は上がらないし、借金体質から脱出できない。(左上は1月26日の日経新聞。「建設業界としては、スピード感ある動きに大いに感謝している」と業界代表が国交大臣に述べたということだが、その実態は各地方自治体の新年度予算及び今年度の補正予算の中に書かれているということ。)