2010/07/21

千歳清掃工場停止中

 
■上掲は20日の夜8時45分の首都圏ニュースの一部。
■ 世田谷区の担当によれば、今回の一連の事実経過は次のようである。
6月11日足立清掃工場
7月01日板橋清掃工場
7月08日光が丘清掃工場
7月18日千歳清掃工場
で、次から次へと水銀がごみに混入し、基準値を超えたので焼却炉を停止したということ。
■一般的には水銀は家庭ごみにも、体温計とか医療品等に混ざることがあるらしいが、今回の量は、それをはるかに超えたものだという。だいたい小さい缶ビールくらいの容量、350ミリリットルくらいの水銀で停止になるという。ただし比重は約14倍だから重さは5キロくらいにはなるが・・・。
■原因については、常識的には家庭ごみからとは考えにくいという。可能性としては事業系ごみではないかということで廃棄業者に状況を調査している。
■すでに足立清掃工場は内部の水銀を取り除き稼働しているので、順次、取り除きが済めば全工場稼働の見通しで、千歳清掃工場も8月前半までには稼働の見通し。
■今回の件で掛かった費用は足立清掃工場で出ているが、そこだけで2億8千万円、センサーまで水銀を被ったらしい。全工場では10億くらいに達する可能性もあるとか。保険はなしで全額、とりあえず23区で分担することに。もちろん原因者がつきとめられれば賠償措置を講ずるだろうが。
■今回の件で世田谷区民の生活に影響することは、担当部課も頑張ってもらって、ないようである。