●私の考えは、多くの専門家の言うようにオリンピック開催のリスクは高く、これ以上、開催にこだわることに反対である。
●その考えを置いておいても、実際、オリンピックという事業を開催できるのであろうか。
●時の首相は、何でも「命令」すればコトが動くと錯覚している。
●単純に考えて、小学生の子どもの「お誕生日会」をするにもそれなりに周到な準備と確実な実行性が担保されなければ、いまどきは開けない。
●そもそも、何人呼ぶか?不明。無観客か否かも決まっていない東京オリンピック。
●世田谷区もアメリカ選手団のホストタウンであり、さらに競技会場(馬術)でもある。
●つまりオリンピックは世田谷区でも行われる、当事者でもある。
●それなりに、区の担当者に聞いたところ、「これまで言われたことはやりますが、それは感染拡大が始まる前のことで、現状の状況に対して、あれもこれも追加してやってくれとアメリカ選手団から言われても、間に合わないです」と正直に答えてくれた。
●東京都にしても、代々木公園のパブリックビューイング会場を急遽、ワクチン接種会場に変えたが、行政の弱点は臨機応変に対応できない所である。
●しかし、弱点と言えるか、である。民主主義、ひいては法治主義というのは、そういうものではないか。
●もちろん、非常事態となれば、法治主義を超える政策もあり得るのかも知れないが、それが明らかにマトを外れているとすれば、国難に瀕する。
●オリンピック開催がぐちゃぐちゃになって、初めて「そんなことになっていたとは知らなかった。ショックだ」と菅さんが言うシーンが浮かぶのは妄想だろうか。