2019/05/12

国の借金はどうでもいい?財政規律のユルさ!

5月11日の日経新聞の記事。しかも5面に小さく・・・。

今さら、というか、多くの国民が知っている範囲の数字なのだろう。前年度末に比べて15兆円の増加。

国民は知っていても、どうすることもできない。

とはいえ、昔は財務省が主体的に、「おおごとになる」式の広報をしていたが、今は、そんな気配もない。

一方で、財務省の財政規律なんてのは、古い財政学の遺物みたいな論が闊歩している。曰く、国の借金500兆円の時から大騒ぎしているが(それ以前からも)、それが倍の1000兆円に膨らんでも、何も起こらないじゃん、というもの。

しかし、最近の各紙の経済記事を読むと、昨年後半ぐらいから、例えばリーマンショックから10年という特集の中に現在の日本の財政状況を深刻に捉える内容があふれていた。

何も起きないのだから国の借金は構わない、というのは間違いであり、それは必ず来る首都直下と同じ。関東大震災から96年間何も起きていないから、何も起こらないというのと同じだ。

財政問題に関して、国との関連では地方議会は起きてからでないと、対応できないのが悲しいかな現状。

大丈夫なのだろうか?世田谷区の財政を黒字にしたと、過去の話を未来への実績のように受け取られて当選した区長、手腕は未知数である。