2012/07/21

世田谷区における大規模災害想定地域

 実は、区内での、首都直下地震等の地震災害の比較的大きい地域は、すでに世田谷区は想定している。簡単に言えば“わかっている”。
 人によっては、風評被害となると眉を顰める向きもあるが、議会の会議録で「大規模な被害が想定される地区」という言葉で検索をかけると一発で出てくる。注意喚起は必要である。知らないより知っている方に越したことはない。
 今年3月15日の予算特別委員会でウチの会派の田中優子議員の質問に答えたもの。
 もちろん地元、区も懸命の努力をしている。しかし如何せん相手は地震である。仙台での2回(3.11と4.07)の震度6強の揺れ方は全く異なっていた。発生の時間帯や季節によって災害の様相は変わる。だから意識喚起は常に必要である。
 さらに、4月に東京都が発表した被害想定では烏山から祖師谷のベルト地帯が延焼帯として明示された。(私の4月20日のブログ参照←クリック)
 言うまでもなく首都直下が起これば、世田谷区全域が被災地となる。被害想定地域はわかっても、無被害想定地域はないことを肝に銘じるべきだ。