世田谷区の空き家は約3万5千。そのうち戸建て住宅は約6千2百である。この戸建て住宅がいわゆる管理が行き届かず近所における「迷惑空き家」になっている場合が多い。
中でも廃屋化している空き家は問題である。これを“所有者側”からみると21日のアサイチ(NHK)でもやっていたが、現実的な問題点が明らかになる。
まず解体費。木造の場合坪当たり3万〜5万。これだけで百万前後もしくはそれ以上の出費となる。
さらに固定資産税。更地になれば固定資産税が6倍になる。家があれば、たとえそれが廃屋でも、また、誰も住んでいなくても住宅用地となり固定資産税が安くて済む。
住宅用地と更地の固定資産税の違いはそれなりに意図があるとしても、「迷惑空き家」対策としては完全にブレーキとなっている。