■世田谷区の借金772億円は228件からなるローンの総計である。では228件のローンはどんなものであろうか■ローンのタイトルから分類すると以下のようになる。
●公園用地取得等 188億円
●学校施設建て替え等 102億円
●福祉施設建設等 78億円
●区民利用施設等 30億円
●小田急線連続立体関連 23億円
●連続立体公共分 18億円
●道路用地関連 15億円
●再開発関連 9億円
●減税ほてん債ほか 309億円
■世田谷区の借金は、基本的に“国の監督下”にあるようなもので、どんなものでもローンにすることはできない。上記のように大方、公園用地だとか、学校、福祉系の施設建設とか、多くの世代で利用するものを、その時だけの負担でまかなうのではなく、利用する世代にわたって分割してまかなおう、というのが基本的な考えである■従って、何の借金なんだと問われれば、それぞれこの公園の用地を買った分だとか、この学校を建て替えた費用だとか、目に見えるモノとして説明できるはずである■ただし、上記最後の『減税ほてん債』とかを除いて■実は借金の半分近くを占める『減税補てん債』であり、これが、そう簡単に、説明がつかない■そしてそれは世田谷区が勝手にやったのではなく“国の監督下”で組まされたようなローンなのである。ここに地方自治体の問題点が凝縮されている。
●公園用地取得等 188億円
●学校施設建て替え等 102億円
●福祉施設建設等 78億円
●区民利用施設等 30億円
●小田急線連続立体関連 23億円
●連続立体公共分 18億円
●道路用地関連 15億円
●再開発関連 9億円
●減税ほてん債ほか 309億円
■世田谷区の借金は、基本的に“国の監督下”にあるようなもので、どんなものでもローンにすることはできない。上記のように大方、公園用地だとか、学校、福祉系の施設建設とか、多くの世代で利用するものを、その時だけの負担でまかなうのではなく、利用する世代にわたって分割してまかなおう、というのが基本的な考えである■従って、何の借金なんだと問われれば、それぞれこの公園の用地を買った分だとか、この学校を建て替えた費用だとか、目に見えるモノとして説明できるはずである■ただし、上記最後の『減税ほてん債』とかを除いて■実は借金の半分近くを占める『減税補てん債』であり、これが、そう簡単に、説明がつかない■そしてそれは世田谷区が勝手にやったのではなく“国の監督下”で組まされたようなローンなのである。ここに地方自治体の問題点が凝縮されている。