●世田谷区の本庁舎問題の調査から、本庁舎としての災害対策機能が著しく不足していることがわかっている●ここで問題なのは、その災害対策機能を本庁舎の改築問題と絡めて考えるか、どうかである●つまり本庁舎の問題が解決するまで、この不足している機能を、そのままにしてしまって良いのか、ということである。災害はいつ来るかわからない。来るまでは“余計なお世話”という扱いになりがちだし、今日困っている人の対応を考えた方が議員としては頼もしい●もちろん、だから早く改築を、という意見もあるが、本庁舎の議論は“未来の世田谷”であり、地方自治すなわち住民自治をどうするかという議論なしには進まない状況にあるのも実情である●私たちの会派では、本庁舎の問題と切り離して、いくらかでも災害対策機能の不足分を早めに手を打つべきだと主張している●左の渋谷区は日本最大クラスの繁華街を抱えているとはいえ、鉄道会社の無償提供とも相まって進んでいる●ハッキリ言って、区民の皆さんが想像している以上に世田谷区の災害対策は遅れている。