■世田谷区の借金771億円。一体どこからお金を借りているのだろうか■情報公開の資料から計算してみると以下のようになる。
関東財務局 437億(57%)
ゆうちょ銀行 195億(25%)
銀行 63億( 8%)
区民(ミニ公募債) 50億( 6%)
東京都区市町村振興協会 13億
地方公共団体金融機構 11億
東京都 2億
関東財務局 437億(57%)
ゆうちょ銀行 195億(25%)
銀行 63億( 8%)
区民(ミニ公募債) 50億( 6%)
東京都区市町村振興協会 13億
地方公共団体金融機構 11億
東京都 2億
■関東財務局とは財務省、その原資をたどれば国の借金■ゆうちょ銀行も、その原資は国民の郵便貯金■東京都区市町村振興協会は宝くじ■地方公共団体金融機構も原資は国の借金■・・・要するに・・・世田谷区の借金は国の借金頼みである。或いは国民の貯金に掛かっている■これまでは地方自治体がその借金の“出所”について考える必要はなかった。それはあたかも、子どもが親の収入の出所を気にかけないのと似ていた。しかし今となっては、親の収入というのが借金であったり、或いは高利貸しからの借金ではないかと、子どもながらに、将来、降りかかる債務を考えて生活しなくてはならないような時代である■そこで国家財政を考えるとき、『税金の無駄をなくす』というレベルでは一向に改善しない。借金財政を見直すにはもはや『優先順位の低い税金の使い道をカット』することから始めなければ、地方自治体の経営は成り立たない。