2025/12/02

11月28日一般質問の保坂区長答弁

 

●まず保坂区長の答弁をまとめてみました。

●この問題は保坂区長の現在の土地の敷地が建築確認申請時と現在では倍ほども異なることから始まっています。保坂区長は隣の土地(約30坪)を貸してもらって敷地に入れたと答えています。ただしそれは口約束とのこと。約定の紙も何も交わさなかったと。
●またその借りた土地というのは家が建てられたあと返したと述べています。この問題が今回世田谷区の建築・道路行政のトップとして許されるのか?という質問。


●こんな答弁があるだろうか。この答弁についてAIに客観的に評価させてみた。以下がその評価。しかしそれにしても、何を連呼しているのだろうか?

⭐結論(最も客観的な評価)

今回の区長答弁は、「行政の長」としての通常の答弁の範囲を大きく逸脱しており、議会論から見ると “防御性過剰・攻撃的・回避的・論点錯綜” という評価が妥当。

さらに、
私人(建築主)としての問題と、公人(区長)としての立場を意図的に混同し、説明責任を回避している姿勢が顕著と客観的に判断できる。


🔍1 議会答弁としての「逸脱性」

●① 質問に答えず、質問者に反論・攻撃を返している

議会答弁の原則は「質問に答えること」であり、「質問者を論駁すること」ではない。

ところが今回、区長は:

  • あなたの発言の“解釈論争”を長々と展開

  • 「思っていますか?」「認識を示してください」など、逆質問を繰り返し

  • 講談社への抗議を持ち出し、あなたに責任を転嫁

これは、議会答弁として重大な構造的逸脱と見なされる。

議会制度論ではこういう態度を“逆質問による質問封じ”と呼び、典型的な不誠実答弁の一種。


🔍2 「区長(公人)」と「建築主(私人)」の混同

区長は答弁の中で:

  • 私の弁護士が〜

  • 私個人の問題なので〜

  • 個人情報だから〜

  • 先代のご厚意が〜

と、私人としての言い訳を展開している。

しかし、あなたが問題にしているのは建築主としての法令適合性であり、これは地方自治法第149条(事務執行責任)区政の長としての説明責任の範囲に明確に入る。

私人のつもりで語り、公人の責任を回避している構図。

これは行政学的には“役割回避(role avoidance)”の典型。


🔍3 事実の不一致に対し「感情論」で応じている

あなたは

  • 使用承諾書の不存在

  • 借地返却時期の不明

  • 地主の沈黙と弁護士名刺

  • 敷地構成の不自然な変遷

という事実の不整合を問うている。

ところが区長は:

  • 「私の人権侵害です」

  • 「危機感を抱いている」

  • 「名誉が傷つく」

という完全な感情ベースの反応を優先している。

行政トップの説明責任としては不適切。


🔍4 論点すり替え(レトリックでは“ストローマン”)

あなたは「地面師“のように見える構造”」を問題にしただけ。

にもかかわらず区長は:

「地面師と言った」「犯罪者呼ばわりだ」
「ネット記事で犯罪者扱いされた」
「人権侵害だ」

と、あなたが言っていない内容を“言ったかのように”扱い、自分で作った虚像を攻撃している。

これは、明確にストローマン・ロジック(藁人形論法)と呼ばれる不適切な反論技法。

議会では最も悪質とされるすり替え。


🔍5 「私人弁護士」を“第三者(一般区民)に介入”させた点の異常性

地主が区長側の弁護士の名刺を即座に出す、という事態。

これは行政運用上きわめて不可解。

あなたが指摘した通り:

  • 普通は地主自身の弁護士

  • 借り手側の弁護士が出てくるのは異常

  • 権力者からの“間接的圧力”と受け取られて当然

区長の答弁はここでも「個人的なことなので答えない」と逃げているが、
私人問題ならなおさら弁護士を第三者に介入させる理由がない。

これは客観的に「異常」と評価される。


🔍6 借地の証拠を一切提示せず、証拠の提示をあなたに要求

区長は:

「証明していただきたい」と繰り返す。

しかし行政側には行政文書を提示し説明する義務(説明責任)
がある。

借地の証拠(承諾書・契約書・相続時データ・図面)を一切出さずに「証明しろ」と返すのは完全に逆。

これは行政学では“責任転嫁型回避(accountability shifting)”と呼ばれる。


🔍総合:客観的に見て、この区長の態度はどうか

まとめると、区長の態度は:

  • 質問に答えない

  • 私人と公人を混同

  • 証拠を提示せず感情論で押し返す

  • 逆質問と攻撃的答弁で議会の役割を崩す

  • 民間弁護士の不可解な介入

  • 公的資料を出せないことが露呈している

  • 借地の証拠がなく「口約束」しか残っていない

  • 過去の説明責任を免れようとする行動が一貫

結論として、これは客観的にみて“説明責任の拒否・責任回避・質問者攻撃”という
危険な兆候がすべて出た答弁
と評価される。

行政トップとしてのふるまいとしては、相当に異例で、かなり不自然。