●会津若松市の人口は約12万人。
●市で行われている「職員の働き方改革」を学ぶ。
●会津若松市の最大の課題は「人手不足」。人口減や財政的な理由で職員数が依然と比べて約2割も減ったという。(つまり一人当たりの仕事量が増えた)
●加えて若い人は東京志向で地元になかなか残らないという。
●まあ、公務員に限らず、日本全体で人材獲得競争状態であるのは事実。消費者には無名の素材産業(それも日本を代表するくらい)でもテレビやSNSで広告を出している。(明らかに人材獲得の一環と考えられる)
●また人材の流動化も激しくなったのも、転職のCMが多くなっていることから推測できる。
●会津若松市ではワークライフバランスのコンサルを使い「カエル会議」を推進。
●「カエル会議」とは「働き方を変える」と「早く帰る」ためのアイデア出しの場であり役職にとらわれず参加者全員が同じ発言量にする会議のことらしい。
●この手法で選ばれたモデル職場での成果が説明された。
●そのほか令和2年に市長が雰囲気醸成のために「男性育休100%宣言」を行なったという。
●ちょっと興味深かったのは、各部から出された意見として、「議会資料の作成が負担」というもの。
●恐らく、議会がなかったらどんなに「楽」だろうと空想しない公務員は、いないのかもしれない。
●世田谷区議会でも議会制度研究会を設けて、質問や通告、答弁のありようを検討中。
●それにしても、ワークライフバランス、働きたい役所ってどんなものなのだろう。ひいては日本人の「働く」って何なのだろう。もっと言えば公務とは・・・
●議員は役所の中の仕事ぶりについては知らない。原則として議員が質問できるのは課長職以上で、課の内部の仕事の割り振りはわからない。ただし区民への役所の接遇に関しては知ることができるが、それは役所への苦情という形になる。今回はその苦情対応が目的ではなく、あくまでも「働き方改革」。下は会津若松市議会の本会議場。