●富山市の「まちなか総合ケアセンター」を視察。富山市の人口は約41万。ただし面積は世田谷区の21倍。立山連峰から富山湾まで、県の3分の1を占める。平成の大合併もあって富山市は広い。
●その広い面積に対して、資料によれば小学校67校、中学校29校である。(なお可住面積比では世田谷区の8倍)
●なるほどコンパクトシティに向けて取り組まざるを得ない理由があると感じた。以下は市のPR動画より。
●実際、「まちなか総合ケアセンター」はビル群の一部にある。(総曲輪「そうがわ」と読む)
●コンパクトシティと言えば次世代型路面電車LRT(Light Rail Transit)である。何年か前にも他の議員が議会でも紹介していたが・・・。
●今回の視察目的はコンパクトシティではなく、全区的な保健医療福祉拠点としての統合例を見ることである。
●まずは総論動画。
●次は「まちなかサロン」と「地域連携室」視察ではこの地域連携室で説明を受けた。
●次は「こども発達支援室」
●次は世田谷区ではなかなか手が届かない医療連携の「まちなか診療所」
●紹介の通り、訪問医療に特化したまさにアウトリーチの具現化。なお、富山市立病院や富山大学医学部があることも強み。
●次は「病児保育室」
●「産後ケア応援室」。世田谷区にも「産後ケアセンター」がある。
●一つに集約できると便利。ただし冒頭述べた通り、この「まちなか総合ケアセンター」はビル群「総曲輪レガートスクエア」の一部分である。
●一箇所にいろいろな関連施設を集めた「まちなか総合ケアセンター」は富山市がかかえるコンパクトシティ計画と不可分であろう。また、これらの施設は市が土地を提供したり、「まちなか総合ケアセンター」部分は市が買い取ったりと権利・財政関係が複雑な手法を用いている。
●とはいえ、上図にあるコンビニのローソンの上は大型立体駐車場である。次世代型路面電車が発達しても、やはり市民の「足」はクルマであることを物語っているのか。
●それにしても世田谷区の場合、このような類似施設として「うめとぴあ」が全区的な施設というのは医療資源活用の限界もあり、別の視点が必要と痛感した。まずは富山市の協力に感謝。