6月4日に世田谷区の庁舎問題の検討会の4回目が行われた。今回は配置イメージがテーマ。
これまでの検討会でクローズアップされてきたのは災害時の広場機能。通りを挟んで国士舘大学の広場との連動という発想は貴重だ。
熊本地震のこともあり、区役所周辺からの避難区民は2000名を想定している。また支援物資の輸送拠点(集積所)は国士舘大学となっている。(もう一つは大蔵第二運動場)
下図は幾つかのイメージパターンで広場が一体で広いもの。
ただし、圧迫感は否めないという考えもあるが、広場がこれだけ取れるなら、必ず来るという首都直下(1回だけとは限らない)に備えて、安心という考えもあろう。
それに対し熊本地震が発生する直前までこだわっていたという保坂区長のパターンは参考程度の扱いで、大地震に備えたパターンにはなっていない。動線も長く、移動も複雑。また北側の国士舘大学の前庭との連携は遮断されている。