2013/08/29

世田谷区の転出入からわかる実像

 平成22年国勢調査によれば世田谷区にこの5年間(平17〜平22)でどの自治体から転入してきたか、逆にどこへ転出したかがわかる。
 まずどこから来たか?最多は6538人の目黒区。逆にどこへ転出したか?最多は4779人の杉並区。移動の範囲を東京都に絞って数字を突き合わせてみたのが左上表の通り。隣接自治体での移動が多いのがわかる。次に実質的に転入者と転出者との差に注目したベスト10が以下の表。

 5年間(平17〜平22)に世田谷区に転入してきた元の自治体は目黒区、渋谷区、杉並区が3強で他を圧倒している。
 逆に世田谷区から5年間で転出した自治体は以下の通り。
 江東区が断トツで、町田市、調布市、狛江市と全体として多摩地域が続く。

 全体のトレンドとして、目黒区、渋谷区、杉並区からの転入があり、江東区および多摩地域に転出しているのが世田谷区の実像である。