朝日夕刊の連載「へぇな会社」が面白い。鹿児島県阿久根市にある大型店「AZあくね」。すでに何度もテレビで取り上げられているが、要は記事にあるとおり「死に筋商品」も取り揃えている巨大店舗。
地元の通産局が、認可するまで11年もかかったという。
自由な発想やアイデアを官が規制しているようでは日本はダメだろう。着想は米国のアマゾンより早い。ネット通販ではないが、ロングテール理論に通じるものがある。(現在の取り扱い商品数は38万点)
もっともPOS(販売時点情報管理)のデータは読まないという。その理由が「1品1行でも38万行。読めません。全体で黒字になればいいんです」というところも独特。
データは重要かも知れないが、分析して、どこでも同じモノ、ではつまらない。
「いつもと違う消費」への関心は高いはず。景気をちょっと良くしようとするなら、上から目線の規制を取り除き、商売人の発想を自由にすることだろう。