2012/03/28
インフォームド・コンセント
芦花公園から廻沢のガスタンクを望む。菜の花が鮮やか。撮ったのは3月26日だが、昔の世田谷の感じが残っている。昔はもっとのんびりしていたなぁ。3月の定例会が終った。ちょっとホッとする。それにしても、福島第一原発4号機のことを心配しながら過ごすことになろうとは・・・今私たちの控室では4号機の話題でもちきり。ちょっと揺れようものなら、4号機は?大マスコミは報じないが外国メディアの関心事は4号機の状況。政府は国民に対して、いつインフォームド・コンセントするのだろうか。
おおば正明
2012/03/25
2012/03/23
悪いのは部下です・・・
保坂区政の最初の人事が発令された。人事の本質は異動者の顔ぶれではない。逆に発令者としての区長の器量が試される点に人事の本質と怖さがある。
今回の人事を見ると、途中で“お役御免”の人事がいくつか見当たる。そういう場合、何らかの失態があったと思われるのが普通である。しかし、そんなことは見当たらない。思い当たるとすれば、2つある。1つは区長の大型開発の見直しについての担当セクション。しかしこれは区長が大型開発の見直しについてハンドルを切らない限り担当とすればどうしようもない。区長は果たしてハンドルを切ったのだろうか。残念ながら何もしていない。区長がちゃぶ台返しのような方針を貫けば、部下は従わざるを得ない。そんな決断をしないで、担当セクションをいじるのは区長の責任転嫁であり、区民向けの「悪いのは部下です・・・」という表明に過ぎない。2つ目は前任者の失態をまるで現任者の責任として行ったことである。失態の原因は前区政にあるものの、問題の処理は保坂区政の責任である。これも区長の甘い対処が招いた辞令である。
トップに注がれる職員のまなざしというのは実は厳しいものがある。その原点は公正な人事である。保坂区政はまた一つ失敗を重ねた観がある。
幹部級人事異動名簿のダウンロードはここをクリック!
今回の人事を見ると、途中で“お役御免”の人事がいくつか見当たる。そういう場合、何らかの失態があったと思われるのが普通である。しかし、そんなことは見当たらない。思い当たるとすれば、2つある。1つは区長の大型開発の見直しについての担当セクション。しかしこれは区長が大型開発の見直しについてハンドルを切らない限り担当とすればどうしようもない。区長は果たしてハンドルを切ったのだろうか。残念ながら何もしていない。区長がちゃぶ台返しのような方針を貫けば、部下は従わざるを得ない。そんな決断をしないで、担当セクションをいじるのは区長の責任転嫁であり、区民向けの「悪いのは部下です・・・」という表明に過ぎない。2つ目は前任者の失態をまるで現任者の責任として行ったことである。失態の原因は前区政にあるものの、問題の処理は保坂区政の責任である。これも区長の甘い対処が招いた辞令である。
トップに注がれる職員のまなざしというのは実は厳しいものがある。その原点は公正な人事である。保坂区政はまた一つ失敗を重ねた観がある。
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おおば正明
2012/03/11
2012/03/08
遅効性の嘘
産経新聞は、保坂区長が選挙違反を認めたというリード。この問題は警察マターであるが実際の所、現在の保坂区政を象徴している事件と言っていい。
核心は「認識の欠如」である。
できもしない大型開発の見直しを公約に掲げ、案の定、いま保坂区長はあちこちの支持者からブーイングの嵐であり、支援した議員は区長を前に怒鳴りまくるという異常な予算委員会となっている。これも基本的な権限の「認識の欠如」。区長は何でもできると思っていたのだろうか。さらに予算編成をしてみて初めて財政悪化を知ったという基本的な財政への「認識の欠如」。おそらく区長になるまで区外に住んでいた区長は世田谷区はさぞかし財政的に豊かな区であったと思っていたのだろう。
国会議員を務めたくらいだから、それなりの知識があるだろうと思ったら大間違い。(私でさえようやく最近気づいた)下の記事のごとく選挙違反行為すら知らないでこれまでやってきた、ということである。確かに保坂区長の弁舌はさわやかで、相手の気をそらさない。しかし時系列的に期間を置いて見れば、多くのことが矛盾だらけとしてあらわれて来る。言ってることとやってることが違う。簡単にいえば「遅効性の嘘」に我々は惑わされている、ということなのだが・・・。
おおば正明
2012/03/06
2012/03/03
カメレオン区長
3月2日の世田谷区議会本会議、木下議員による「保坂区政からの訣別の辞」は(いつもの)ヤジもなく全議員が聞き入っていた。木下議員といえば、ちょうど1年前の3月30日に保坂擁立を決めた「二子玉川の誓い」(木下議員談)の代表格である。その木下議員が壇上で保坂区長を「指弾」する演説を行った。
異変はすでに2月22日の自民党の代表質問から始まっていた。自民党が保坂区長の予算編成の姿勢を絶賛したのである。「(もはや熊本区政の)95%ではなく、99%の継続予算と申し上げてもよいのではないでしょうか」・・・。自民党は上機嫌なのである。
おそらく、昨年の区長選に一票を投じた区民の皆さんには理解しがたい光景だろうが、これが保坂区政の現実なのである。
要するに区長選で訴えたことと区長としてやっていることが、余りにも違いすぎるということである。
最初から出来ないことを掲げたことの当然の帰結と見る向きもあるが、区長選で戦った他陣営から絶賛されて悦に入る保坂区長というのも、保身に走るカメレオンの如きなのかも知れない。
おおば正明