2011/06/15

激動の地が生む知恵


「超巨大地震 その日の備え」「300年前は20メートルの津波。」「広範囲が同時被災、救難難しく。」「国の試算では・・・震度6強以上となり、最大で2万5000人が死亡する恐れ」これらは今年1月11日の毎日新聞の記事からの引用である。
阪神大震災の1月17日を前にした特集であったが、“違った”のは、東海・東南海・南海の3連動地震を想定した記事だったことである。さらに原発への懸念が記されていなかった。
 偶然にも、3月11日のちょうど2か月前の記事で、何とももどかしい。
 可能性は示されている、ということである。しかし、どの可能性が、実現してしまうのか全く未知の領域である。
地球の動きに対しては、たかだか100年くらいの情報などアテにならないということである。今回の大震災は千年に一度とも言われている。地球上でまさに“激動”の地に住む、日本人の知恵が問われている。