2016/03/17

世田谷区の庁舎問題のキモ(その4)建物保存しても景観は失われる


前項で、昨年3月の中間まとめで示された10パターンのうち4パターンが仮駐車場の用地が現在も見つからず、実現性がないと断じた。

残り、6パターンのうち上記3パターンが現庁舎を何らかの形で保存する考えから構成され、かつ前記4パターンのように仮駐車場がいらないパターン。(結局、保存する部分を少なくしたということ)

しかし、これには決定的な問題が。すなわち、新築部分が7階建てになってしまい、しかも第1庁舎を残すにしても現在の5階建てを4階建てに減築しなければならないという、現在の風景を残すどころか、異様な空間ができてしまうという事態に。

そもそも、現在の敷地内の建物の延床面積は2万4千平米であるのに、保坂区長はこの同じ敷地に最低でも4万5千平米の庁舎を建てると宣言したのが2年前。現状の1.8倍の面積である。下は現在の庁舎の配置図。第1庁舎、第2庁舎ともに5階建てである。この敷地空間を維持しながら床面積を増やすとしたら7階建てに膨らむのは当然である。
すなわち、上記3パターンは庁舎保存はできても景観が台無しで、何が目的かわからなくなったパターンというのが結論である。