2011/10/27

決断しないのが仕事?

「顔と顔が見える自治のまちづくり」が保坂区政の運営方針の一つである。(区民はほとんど知らないが)その肝心の区長の顔が見えない、という不満の声がジワジワと広がっている。                                                  
「決断」しないのである。
「脱原発都市宣言」を提言しても決断できない。放射能に一番敏感なはずの区長が例の弦巻ラジウム事件では最初の通報から対処するまでに一週間以上も要する体たらく。やはり決断ができない。小5の川場村移動教室も異常値が出て保護者から指摘があるにも結局中止を決断できなかった。いづれも私たちの会派が率先して区長に迫ったものだが、すべて決断できない、これが区長の実態である。
もし決断していれば、さすが脱原発区長と、区民からj拍手喝采ものだったろうし、信頼感も増しただろう。
 上掲の記事では保坂区長の“身内”議員と言われる木下議員ですら「脱原発は保坂にしかできない。このまま脱原発に踏み込まず、本来の保坂に戻らないのなら応援はできないだろう」
とまで述べている。
 さらに27日の「シモキタのあした補助54号区長の決断に集まる注目」の記事では9月議会での自民党の山口裕久区議の発言も紹介されている。「区長の姿勢は、推進派からも反対派からも味方をしてくれると、とれてしまう」区長の玉虫色の“二枚舌”を批判したものである。
 要は決断に自信がないのであろう。どこかに“妙薬”はないものだろうか。

2011/10/25

何のための記者会見?

 25日東京新聞一面。「子ども医療費世田谷、無料見直しへ」。
 所得制限か一部自己負担の導入を考えている、というのが記事の骨子。具体的な見直しの内容は「区民意見などを聞いてから」(政策経営部)とあるが、議会ではそもそも“初耳”に近い。
 この問題は、子どもがいる世田谷区の全家庭が関係する。(受給対象者数は10万1千人)
 当然、区長が率先して説明すべき問題である。そのために区長の記者会見があるはずである。しかし昨日24日の記者会見では、この件に関しては一切触れていない。(会見の内容は例の弦巻のラジウム放射線の話やイベントの紹介)
 区長の記者会見で触れなかったことの方が、区民にとって重大問題であるということは、皮肉というより、情報隠しである。(また?)
 もちろん、やみくもに有料化に賛成する区民などいるわけがない。そのためには区の財政事情を説明しなければならないし、子ども医療費より先に削るものはないのか、これも当然議論となるはずである。(私たちの会派では人件費削減が先だと主張している!)
 とにかく、こういう重要なことは区長が自分の責任で方針変更したい、というべきではなかろうか。そのための記者会見ではないのか!

2011/10/24

あの日のこと

 左は朝日新聞が文科省発表の汚染マップに「風の流れ」を書き込んだもの。(10月24日付)
 大きくUターンする北ルートは3月14日深夜から15日未明。区議会では14日が区民生活領域の予算委員会。15日は福祉保健領域の日。と記憶がよみがえる。
 南下するルートは3月21日深夜から22日未明ということで22日は文教領域の日だった。
 朝日は放射性プルーム(放射性雲)と呼んでいるが群馬大の早川教授は上空何千メートルのようなものではないとツイッターで述べている。せいぜい数十メートル上空を移動した。だから地形に反応したのだと。なるほど。
 つまりキャロットタワーや北沢タウンホールくらいの上空を移動していったということらしい。
 
 ちなみに3月14日の朝日夕刊は以下の通り。


この時は、官房長官や東電の言っていることを信じるしかなかったが・・・





2011/10/13

世田谷区のホットスポット なぜ? 

2011年10月12日夜9時ニュースウォッチ9より

2011/10/10

ドジョウではなく土壌だろ!

 こんなことも影響しているのだろうか?10月10日の正午のニュースより。

2011/10/09

行かなければいいだけ

 群馬大学の早川由紀夫教授が10月7日のコメントで世田谷区民に(というより世田谷区長に)次のように述べている。専門家の意見であり、区役所の文系役人の根拠なき安心より信頼に足る。
     http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-407.html#comment1369
(コメント欄の下の方)


川場村の子どもたちは、福島の子どもたちと同じです。(もちろん変えたほうがよいのですが)暮らしを変えることは容易ににはできません。かわいそうですが、親権に阻まれて他人が口を出すことはできません。 

いっぽう、世田谷区の子どもたちの場合は、簡単です。行かなければいいだけのことです。むずかしいことはなかなかできませんが、簡単なことはすぐに行動に移すのがよろしい。簡単なのに放置するのはたいへん無責任です。

2011/10/05

今区政で起きていること

 上は10月5日の東京新聞。記事では役所に「優しく」書いてあるが、実態は“確信犯”。それより何より、区は何を隠しているのか?
 区長就任5ヵ月、「情報公開と区民参加」は依然より後退している。区長は日々の決断を、もっと意見を聞かなくてはと先延ばししているが、その分、幹部職員が日々の決断を迫られる。行政の速度は区長の好き嫌いで変えられない。決められた期間で決断を下すのが区長の仕事である。しかし保坂区長は4日の答弁を聞いていると、あらかじめ期間を決めて決断を下すようなやり方はとらない、ということらしい。
 これでは部下は仕事ができないだろう。そこで部下の暴走が生じる。この記事の背景にはそういう問題が潜んでいる。