2010/11/13

首都直下地震の勉強会

天災は忘れた頃に、という訳ではないがちょぼちょぼ勉強をしている復習も含めてアタマの整理をしなくてはらない。阪神・淡路と中越との比較では、これは議会でも取り上げて主張したが、阪神・淡路は余震が少なく、中越では余震が多かった、このことに関して、リアリティーのある次の話が興味深かった中越は夕方6時前に発生した。ちょうど夕食時であったので多くの人が家の外に飛び出した。そしてその数分後に本震に匹敵するほどの余震が起こったので、家の外に飛び出した人たちは、自分の家が激しく揺れるのを見てしまったというのであるこの“揺れるのを見てしまった”ことが避難者を多くした阪神・淡路と中越では災害規模は違うが、避難者の率では中越は阪神・淡路の10倍にも及んだ確かに映像でも自宅の近くで、或いは学校の校庭でクルマの中で過ごす家族が映っていたなるほどなぁ、と。余震があることは承知していたが、恐怖感から避難者が増大するという、特に自分の家が揺れているのを目撃した恐怖というのはすごいさらに今回、全く理解していなかったことに気づかされた。上掲は防災会議の資料だが、首都直下型地震、今後30年以内の発生確率は70%といわれているが、それが一つのゴールのように感じていたが、間違いだった地学的に見れば、現在は地震の静穏期から活動期への移行期であって、M7クラスの首都直下型地震が今後30年以内にドカンとやってきて、その後20年以内にまたM7クラス首都直下型地震がドカンとやってきて、その次の20年から30年以内にメガ級の大地震がドッカーンとやってくるのだそうである。波状攻撃である要するに活動期というのはそういうことだそうで、今まさに活動期に入っているということである。簡単に言えば最短で今後70年くらいで3回くらいの首都直下型地震を覚悟しなければならないということいやはや、そういうことなんだ、と正直驚いてしまった防災まちづくり、どうすればよいのだろうかすぐできる教訓、寝室には家具を置かない。